年齢不詳な若人が唄の話を中心にアレコレと・・・


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80歳の交響曲(その1)

石井好子「80歳の交響曲・ROBAは一日にして成らず」というDVDを観ることが出来た。

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石井好子にとって初の、そして唯一の映像(DVD)ソフトらしい。
らしい、というのはコンサートビデオならば90年代あたりに出ているのではないかと思うから。
一応調べてみたが見当たらないので、初&唯一ということにした。

題名を観れば判るが、このDVDは80歳の石井の歌う姿が収録されている。

日本で名を成した歌手で長年第一線にいて、80歳を超えてなお現役という人はそう多くない。
昭和40年代の懐メロブームで顔を出していた戦前戦後の大歌手たちはせいぜい70そこそこで亡くなっていて
80歳を超えて歌っていた人は案外少ないのだ。

石井は大正の末の生まれ。
大正後半の生まれの歌手は、戦争や戦後の復興時期を挟んだせいもあってか、身体の弱い人や早くに亡くなる人が多い。
石井は87歳の大往生で、86歳まで人前で歌い続けた。

石井好子の何が驚異かというと、まずステージング。
80歳ともなれば病気や何やで足腰が悪くなっていたりし、動きが緩慢になっていたりしても不思議では無いが
それがまったく無い(または、無いように見せていた)。
貫禄、気品、衣装センス、舞台化粧・・・どこを取っても老いの残酷さは無い。
枯れや侘びとは無縁で、若い頃とはひと味違う艶やかさ・華やかさまである。

歌声はどうだろう。
もともと石井は東京芸大の声楽科卒業で、クラシックな歌唱法で歌う歌手だったが
還暦を過ぎた頃から自分の声の衰えを自覚し、改めて平山美智子へ発声のレッスンを乞い、地声を生かして歌うようになった。
歌によっては声楽的歌唱じゃない場合の方が良い場合だってあるはずだし、年齢に応じた歌い方もあるはずだが、音楽学校出身歌手
は声楽を収めたことは自身のバックボーンであり自信だ、支えだ。
それを惜しげもなく投げ捨て、歌唱法を変えるというのは並の人には出来ない決断だろう。
結果が、このDVDへと収められた歌声だ。
日本の、80歳の歌手で、力強く、声量もあり、過去の栄光の残影ではなく今日の魅力で聴かせた歌手は・・・いるのだろうか。
加齢による身体の衰えや長年の声帯酷使をものともず、今が絶頂とまで思わせる歌手が一体何人いる、いたのだろうか。
稀有なことをやってのけているのに、仰々しさを感じさせないのは何故だろう。

月並みな言葉だが
常に向上心を抱き、健康管理に気を配り、なおかつ運に恵まれた、選ばれし歌手
が石井好子なのだ。

このDVDにはそんな奇蹟のようなひとときが収められている。
石井が亡くなった今、なおのこと、ドキュメント的価値が高まっている。
さらに、これを観て石井がどのような道程を歩んできたのかと補完が出来る、豊富な写真を基に本人による解説付きのスライドショー
が収録されている。さりげない形で広い人脈・交友を知ることも出来、また素顔の、ステージでは観られないような童女のような笑顔を見せる
石井の写真もあり、この良い意味での落差・ギャップが人を惹き付ける一因なのか、と感じた。
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by hakodate-no-sito | 2011-02-09 22:53 | テレビ | Comments(3)
Commented by Bruxelles at 2011-02-10 17:59 x
ROBAは一日にしてならず、というタイトルが凄い、自分が決してROBAでない自信があるからこそ、許される洒落。
一年以上前からこのDVDの発売についてはうかがっていて、ついにでたのが、おくられてきて。そしたら半年くらい後に、また送られてきて。前回のDVDの、人物紹介の肩書きだったか何かのナレイションが、間違っていると言う事で、前回の分は発売停止、これが発売するものです、ということで、吃驚しました。普通なら、そのまま出荷したりする場合もあるので。そんな肩書きくらいの事で、作り直しとは。と思いましたが、だいたい登場する方々が、名誉も地位もある方達なので、それくらいしないと大変なのだと。そんなことを思い出しました。
あと、例の「かもめ」をJacquesにfile化してもらうという時に、Jacquesの分として、さらに追加して送っていただきました。
あまった分は、シャンソン・ファンのかたに差し上げました。自分の持っているものが訂正前のものか、訂正後のものかは、思い出せません。(つづく)
Commented by Bruxelles at 2011-02-10 18:04 x
交友も含めて社会的にも幅と深みのある方で、理解されなかったら困る、という不安なく、なんでもありのままにストレートに言えば、真中で正確に受け止めてくださる、そういう安心感と信頼感をいつも持っていることが、可能でした。稀有な得がたい方でした。
私は人生のレールに乗った事がないので、一般的にひとに理解されない事が多い、理解されない事が当たり前だと感じていましたが、それは決して心地よいことではありませんでした。石井先生はもっともっと、普通の人とは違う人生を歩んでこられたので、自分の交友外のやはり一般的な方には、理解されにくかったり、誤解されたり、の体験がもっと頻繁にあったのではないかと、思うのですが、そんなことはあんまり感じていらっしゃらなかったみたいです。考えてみれば、自分が理解される、などと言うことは、妄想なので、それをしっかり認識されていたのかもしれません。理解される範囲でしか、どうやっても理解されないということを。
石井好子の貫禄を分析すれば、こういうことになるのではないかと思います。(つづく)
Commented by Bruxelles at 2011-02-10 18:07 x
石井先生が理解されたい、努力や全力を認められたい、と思っていらっしゃった部分は、歌手としての部分、歌手としてのフィードバックは真剣に求めておられました。このBLOGの記事を生前に御覧になっていたら、きっと喜ばれたと思います。シャンソン界では、石井好子を評する人なんて、畏れ多くていませんでしたから。
ー稀有なことをやってのけているのに、仰々しさを感じさせないのは何故だろう。ーここが見逃せないポイントで、またそこが石井好子という歌手の、深さだと思います。
素晴らしい記事を有難う御座いました。