年齢不詳な若人が唄の話を中心にアレコレと・・・
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感想「女と味噌汁(その1)」について
「女と味噌汁」は池内淳子主演の人気テレビドラマシリーズ。
東芝日曜劇場で昭和40年から55年まで38作が放送されました。
東芝日曜劇場は、今は日曜劇場という連続ドラマ枠ですが、かつては単発ドラマ枠でした。
スタジオドラマでじっくり魅せ、出演俳優も一流どころ、日本のドラマ枠の最高峰・・・と言っても過言ではない高品質を保ち続けた
ドラマ枠だったのですが、様々な理由から惜しまれつつ、平成のはじめに静かに暖簾を下ろしました。
「女と味噌汁」はもともと平岩弓枝が雑誌に発表した短編連作。
それをたまたま目にしたプロデューサーの石井ふく子が、平岩へドラマ化を願い出たのが最初だったようです。
最初は風俗ドラマ的な面が強かったのですが、シリーズの長期化に伴い、徐々にコメディ路線へシフトしていきました。
脚本は原作者でもある平岩弓枝が全作担当しています。
今年、2011年にスカパー・TBSチャンネルにて全話再放送が行われ、久しぶりに楽しむことが出来ましたが、古いドラマのせいかネット上ではあまり話題にもならず、情報も少ない状態。
勿体無いので、折角全話観て録画もしたので、ぼつぼつと自分なりの想いや感想を綴っていけたらな…と思います。全作品綴れるかはさておき(笑)
よもやま話
出演している長山藍子が、どうしても台詞がうまく言えず苦しんでいたら、プロデューサーの石井ふく子が「バナナでも食べて言ってごらん」とアドバイス。
その通り言ったらうまく言ったがバナナは苦手なので大変だったと笑いながら回想しています。
そんな長山の奮闘が実ってか、平岩弓枝の目に留まり、続編ではエキストラ的脇役から要となる脇役・小桃となり、やがてはシリーズに欠かせぬ顔へと成長していくことになります。
印象深い台詞
「妻だ、妻だってえらそうに言っているけど・・・何が妻よ。
ご亭主から絞れるだけ搾ってさ。女であること売り物にしてんの・・・芸者とどこが違うのよ。」
個人的感想
第1作目ということもあり、花柳界の様子もきめ細かく描かれていて興味深い。
その後、コロコロ変わるてまりの設定だが1作目では
・中学までしか出ていないので芸者以外に(職が)無かった。
・月7万貰っている石川という旦那はいるが、適度に距離を置いた付き合い。
・石川とは月に1度か2度ゴルフの共をする。芸者の家へは泊まる趣味は無いと旦那の意向。
・昭和40年、祖母7回忌。母は2度目のお盆。亡くなる半年前から入院。祖母と田舎で育った。
ということになっています。
ストーリーとしてはやや古いのかもしれない。
妻の役割、夫の役割、というような分担の垣根が無くなって来ている今は
それでも、いわゆる日陰者というような、人から蔑みの目を受ける立場の人が実は堅気の人よりずっとまっとうで・・・。
という設定は決して古びていないし、現在もドラマの中で見かける。
だが、その設定に納得させられるだけの演技や演出がしっかり成されているか、というと首を傾げるものも少なくない。
古いと馬鹿にされそうだが、昭和40年に作られた今作品はそういう点もしっかり抑えられていて、胸に迫ってくる。
古くて新しい、という言葉がしっくりくるドラマのように思える。
あと、これは言うまでもないが、池内淳子が若くて綺麗。
艶があって、どこか儚さも秘めていて、それでいて家庭的な感じも持ち合わせている。
20%女優と異名を取った人気女優として一世を風靡したことは納得。
ストーリー(長いです、私の阿呆な脳では要約できませんでした・・・)
室戸千佳子はてまりという名の人気芸者。
新宿弁天池の芸者は自由恋愛と称して、客と寝ることは少なくない。
てまりは2代続けての芸者で、籍を置いている芸者屋「はなのや」のおかみとも顔なじみ。
何より美貌と芸を持っているから非売品で通っている。
ある日、てまりは自宅で客のキリタニと一夜を共にし、翌朝は朝食を自ら用意した。夢は祖母から教わった味噌汁を出す出店を持つこと。
翌朝、客は「こんなうまい味噌汁は生まれて初めてだ」と、花代を奮発し1万円を置いていく。
その夜、接待マージャンで帰れなかったと言い訳をしてキリタニは家へ帰る。
お座敷では独り者と言っていたがれっきとした妻子持ちなのだ。
てまりに「出しておくよ」と持っていったものの、出し忘れた懸賞葉書と
財布に入れた夏のズボン代1万円がズボンも買わないのに消えていることに妻は感づく。
2日後の日曜の昼下がり、キリタニの妻が葉書を頼りにてまりのアパートへ訪ねて来る。
「ひとりで家で考えていると、どうにもやりきれなくなって・・・」
家計簿片手に、月収3万4千円のやりくりがいかに大変かを口説き、手を切って欲しいと訴える。
テーブルに投げ出した家計簿をじっくり読むてまり。
やがて、妻の怒号に言い返す。
「あんた、芸者に作ってもらった味噌汁がうまい、って旦那に言われて恥ずかしくないのか」
その言葉に妻は冷静さを取り戻す。
そして、子どもに手が掛かることや勤めに出ていた時期が長く料理も下手だから、とインスタント食品やパン食で済ましていることを
悔い始める。
そのことを聞き「私も言い過ぎました。奥さんも頑張っているのに・・・」、てまりは花代を返すことにした。
妻は、もういいの、と辞退しようとするが、お互い半額づつということで決着した。
「確かに私、妻の座にドデンと居座っていたわ。あなたに教えて貰わなかったら、もっと酷い目にあっていたかもしれない」
意気投合までしまう二人。
「いつかね、私だけの力で、味噌汁や何かを出す店を出したいの」
いつしか自分の夢まで語るてまり。
美味しい味噌汁の作り方を教えて欲しい、と妻から頼まれるも、味噌汁は自分で味を作っていくものだし、これは私の売り物だから
とやんわり拒絶。妻も納得する。
帰る前にふと尋ねる妻。
「あなた・・・コウジのこと、好き?」
「好きだからお泊めしたんです」
妻を見送り、台所に立つてまり。
今日の夕食は、さっき買ってきた豆腐の味噌汁と・・・。
東芝日曜劇場で昭和40年から55年まで38作が放送されました。
東芝日曜劇場は、今は日曜劇場という連続ドラマ枠ですが、かつては単発ドラマ枠でした。
スタジオドラマでじっくり魅せ、出演俳優も一流どころ、日本のドラマ枠の最高峰・・・と言っても過言ではない高品質を保ち続けた
ドラマ枠だったのですが、様々な理由から惜しまれつつ、平成のはじめに静かに暖簾を下ろしました。
「女と味噌汁」はもともと平岩弓枝が雑誌に発表した短編連作。
それをたまたま目にしたプロデューサーの石井ふく子が、平岩へドラマ化を願い出たのが最初だったようです。
最初は風俗ドラマ的な面が強かったのですが、シリーズの長期化に伴い、徐々にコメディ路線へシフトしていきました。
脚本は原作者でもある平岩弓枝が全作担当しています。
今年、2011年にスカパー・TBSチャンネルにて全話再放送が行われ、久しぶりに楽しむことが出来ましたが、古いドラマのせいかネット上ではあまり話題にもならず、情報も少ない状態。
勿体無いので、折角全話観て録画もしたので、ぼつぼつと自分なりの想いや感想を綴っていけたらな…と思います。全作品綴れるかはさておき(笑)
よもやま話
出演している長山藍子が、どうしても台詞がうまく言えず苦しんでいたら、プロデューサーの石井ふく子が「バナナでも食べて言ってごらん」とアドバイス。
その通り言ったらうまく言ったがバナナは苦手なので大変だったと笑いながら回想しています。
そんな長山の奮闘が実ってか、平岩弓枝の目に留まり、続編ではエキストラ的脇役から要となる脇役・小桃となり、やがてはシリーズに欠かせぬ顔へと成長していくことになります。
印象深い台詞
「妻だ、妻だってえらそうに言っているけど・・・何が妻よ。
ご亭主から絞れるだけ搾ってさ。女であること売り物にしてんの・・・芸者とどこが違うのよ。」
個人的感想
第1作目ということもあり、花柳界の様子もきめ細かく描かれていて興味深い。
その後、コロコロ変わるてまりの設定だが1作目では
・中学までしか出ていないので芸者以外に(職が)無かった。
・月7万貰っている石川という旦那はいるが、適度に距離を置いた付き合い。
・石川とは月に1度か2度ゴルフの共をする。芸者の家へは泊まる趣味は無いと旦那の意向。
・昭和40年、祖母7回忌。母は2度目のお盆。亡くなる半年前から入院。祖母と田舎で育った。
ということになっています。
ストーリーとしてはやや古いのかもしれない。
妻の役割、夫の役割、というような分担の垣根が無くなって来ている今は
それでも、いわゆる日陰者というような、人から蔑みの目を受ける立場の人が実は堅気の人よりずっとまっとうで・・・。
という設定は決して古びていないし、現在もドラマの中で見かける。
だが、その設定に納得させられるだけの演技や演出がしっかり成されているか、というと首を傾げるものも少なくない。
古いと馬鹿にされそうだが、昭和40年に作られた今作品はそういう点もしっかり抑えられていて、胸に迫ってくる。
古くて新しい、という言葉がしっくりくるドラマのように思える。
あと、これは言うまでもないが、池内淳子が若くて綺麗。
艶があって、どこか儚さも秘めていて、それでいて家庭的な感じも持ち合わせている。
20%女優と異名を取った人気女優として一世を風靡したことは納得。
ストーリー(長いです、私の阿呆な脳では要約できませんでした・・・)
室戸千佳子はてまりという名の人気芸者。
新宿弁天池の芸者は自由恋愛と称して、客と寝ることは少なくない。
てまりは2代続けての芸者で、籍を置いている芸者屋「はなのや」のおかみとも顔なじみ。
何より美貌と芸を持っているから非売品で通っている。
ある日、てまりは自宅で客のキリタニと一夜を共にし、翌朝は朝食を自ら用意した。夢は祖母から教わった味噌汁を出す出店を持つこと。
翌朝、客は「こんなうまい味噌汁は生まれて初めてだ」と、花代を奮発し1万円を置いていく。
その夜、接待マージャンで帰れなかったと言い訳をしてキリタニは家へ帰る。
お座敷では独り者と言っていたがれっきとした妻子持ちなのだ。
てまりに「出しておくよ」と持っていったものの、出し忘れた懸賞葉書と
財布に入れた夏のズボン代1万円がズボンも買わないのに消えていることに妻は感づく。
2日後の日曜の昼下がり、キリタニの妻が葉書を頼りにてまりのアパートへ訪ねて来る。
「ひとりで家で考えていると、どうにもやりきれなくなって・・・」
家計簿片手に、月収3万4千円のやりくりがいかに大変かを口説き、手を切って欲しいと訴える。
テーブルに投げ出した家計簿をじっくり読むてまり。
やがて、妻の怒号に言い返す。
「あんた、芸者に作ってもらった味噌汁がうまい、って旦那に言われて恥ずかしくないのか」
その言葉に妻は冷静さを取り戻す。
そして、子どもに手が掛かることや勤めに出ていた時期が長く料理も下手だから、とインスタント食品やパン食で済ましていることを
悔い始める。
そのことを聞き「私も言い過ぎました。奥さんも頑張っているのに・・・」、てまりは花代を返すことにした。
妻は、もういいの、と辞退しようとするが、お互い半額づつということで決着した。
「確かに私、妻の座にドデンと居座っていたわ。あなたに教えて貰わなかったら、もっと酷い目にあっていたかもしれない」
意気投合までしまう二人。
「いつかね、私だけの力で、味噌汁や何かを出す店を出したいの」
いつしか自分の夢まで語るてまり。
美味しい味噌汁の作り方を教えて欲しい、と妻から頼まれるも、味噌汁は自分で味を作っていくものだし、これは私の売り物だから
とやんわり拒絶。妻も納得する。
帰る前にふと尋ねる妻。
「あなた・・・コウジのこと、好き?」
「好きだからお泊めしたんです」
妻を見送り、台所に立つてまり。
今日の夕食は、さっき買ってきた豆腐の味噌汁と・・・。
by hakodate-no-sito
| 2011-03-02 21:32
| テレビ