年齢不詳な若人が唄の話を中心にアレコレと・・・


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由紀さおり「故郷」考

私の好きな歌手の中のひとりに由紀さおりという人がいます。

先日、ふと「自分の中で、由紀さおりのシングルA面曲をあげるなら何だろう?」ということを考えて、ある方から「私はこの歌」ということを言われたんですね。

「ああ、成程、確かにイイ歌。イイところを突いてるなあ」
と思いながら、久々に聴き直してみました。

本当に良い歌だなあ、としみじみ。
そして、何という奥深い歌なんだろうか…と。

この「故郷」は昭和47年(1972年)発売の歌謡曲で、作詩:山川啓介、作編曲:大野雄二という、その道のプロ中のプロと言い切っても差し支えない匠によって作られた歌。この二人に由紀さおりって時点で、もう既にある程度、質の高さは保障されていることは見る人が見ればわかる、ぐらいなものです。

http://j-lyric.net/artist/a00056f/l01d2c5.html

大野雄二による曲がちょっと儚げな感じとても良くて、当時流行だったディスカバリーソング(ふるさと歌謡)の一種にしてはちょっと捻っていて、さすが大野雄二と絶賛したくなるのですが、それはちょっと置いておいて、問題は詩。

初めて聴いたときから、ずっと気になっていました。
「どういう情景なんだ、これ」って。


"別れた男よ、もし私のことが恋しくなったら、私のふるさとを訪ねて欲しい。汚れる前の、無垢な心を持った15の私がそこにいるから・・・"


極めて簡単に要約すれば、こんな内容。

由紀さんのヒット曲に「生きがい」という歌がありますが、その歌の姉妹篇といえなくもない。

http://j-lyric.net/artist/a00056f/l011fee.html

この歌は
「もう別れてしまったふたりなのに」「遠く離れてしまったふたりなのに」私はあなたとしか生きられない・・・と別れても、なお"生きがい"として男のことを想い続ける一途な女の心情を歌っています。

渋谷毅の曲とアレンジ、そして由紀さおりの歌声はただただ聴き入るばかりですが、ふと山上路夫による詩だけに目を通してみると、なかなかコワイ。
そういう女だから、男は別れたんじゃないか、と毒づきたくなったり。
まあ、そんな想いを彼女の歌声や曲は抱かせません。
あくまでな一途な、そして健気な女の心情をさらりと歌い、聴くものをしんみりとさせ、時にはふと涙を誘います。
サラリがポイントであって、これがアップテンポで堂々高らかに歌い上げるような曲だったり歌い手だったら、稀代のストーカー歌謡だのメンヘラ歌謡なんて言われていることでしょう。

「故郷」もしかり。
でも「生きがい」と違って、こちらは深みが一段違うように思います。
少なくとも、オコチャマの関係であった二人じゃない。
「生きがい」はある程度、こどもの独り相撲でも成り立つシチュエーションのように思いますが、「故郷」って、ちょっとそれでは無理のように感じてしまうんですよね。

愛に傷つき、生活に疲れ、離れ離れになる最後に見せた最後の愛情・・・。
それにしては「もしも私が恋しくなったら、私のふるさとへ行ってみて欲しい。何も知らない15の私がそこにいるから」とは尋常ではありません。

私はこの歌、女の遺言じゃないのか、と思います。
別れるとき、実は既に病に冒されて余命僅かであって、それを隠してのこととば。
・・・または、平然とした顔をしていてもすべてに疲れていて、もう自ら死ぬ覚悟を決めたうえでのことば。

どちらにせよ、この歌は4分足らずの歌の中に
一見穏やかな、優しさに満ちているようでいて、その実は深く、どこか凄みのある、座った情念、執念や愛情もそこに秘めている。
究極の大人のラブソングではないでしょうか。

たとえ、今は判らなくても歳を重ねれば重ねるほど、沁みて来るような類の・・・。
いや、わからない人には一生わからないかも(笑)

今、こういう歌は多分書ける人はいないし、また出せない・・・。
もし出るならば「本当に泣ける歌」というようなキャッチフレーズが付いて、ひたすら長い詩がついて10分近い歌になってしまうような(笑)

・・・余計なこと、言いました。
話を元に戻します。
こんな難しい歌を23歳で歌いきってしまう由紀さおりってタダモノじゃない。
これは声を大にして言いたいです。

ちょっと深読みしすぎたかもしれません。
でも、そういう様々な解釈が出来るのは、名曲の証だと思います。
たかが歌謡曲、されど歌謡曲。
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by hakodate-no-sito | 2011-11-03 04:04 | 歌・唄・うた | Comments(2)
Commented by ogricap at 2015-04-21 00:39 x
私も大好きな曲がこの故郷です。曲がいいから、歌詞にも集中してしまいますよね❗同じ頃に作られた曲に、トワエモワの「リンゴの花の下で」という名曲があります。シングル「地球は回るよ」のB面です。山上路夫さんの作詞で、作曲は東海林修さん。この「故郷」にリンクするような歌詞で、爽やかな中にもかなり切ない二人の関係が描かれてます❗私は、「故郷」と「リンゴの花の下で」をいつもセットにして聴いて涙ぐんだりしてます(笑)。よかったら、探して聴いてみてください。オリジナル版が僕は大好きです。
Commented by hakodate-no-sito at 2015-05-03 23:34
ogricapさま
コメントありがとうございます。
トワエモワの「リンゴの花の下で」ですか。いちど聴いてみますね。