年齢不詳な若人が唄の話を中心にアレコレと・・・


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ダミアからDamiaまで

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CDの帯にはこう記されている。
「石井好子、85歳の絶唱」と。

宣伝文句というものは往々にして、誇張が過ぎたり
見る人が見れば「それはちょっと違うのではないか」と
いうものが実に多い。
商売である以上は「売らんかな」という姿勢が求められる。
仕方の無いことではあるが、度の過ぎるのはその商品自体のクオリティすら
疑いたくなってくる。
このアルバムは、そういうものから一線を架して「良い音楽を」と自ら設立した会社
で製作したものだから虚飾は無い。帯のキャッチコピーも的確だ。
アルバム発売後しばらくしてから、まるで置き土産のように病床につき、歌のマイクから
遠ざかってしまった。ひとつの予感や覚悟があったのではないのかと思いたくなる。

聴くのが少し怖かった。
当時、CDの宣伝をする姿にどこか淋しげな顔が一瞬覗いていたのも気になっていた。
でも、彼女の絶唱である。
私にとって石井好子は「良い時代だけ見てそれで御仕舞」とするぐらいの
軽い気持ちで気になっている人では無い。
迫り来る老い、年齢との戦いをどう向き合っていたのか、確かめたくなった。

思い切って聴いてみた。
―朽ちる運命にある大木が、それを受け入れつつも、なお生きんとしている
そんな印象を持った。

衰えが無いといったら嘘になる。
だが、一方でシャンソンの女王というべき格・貫禄・凄みはなお増している。
石井存在そのものがシャンソンと呼ばれているが、さらに一体化している。
誰にも唄えない、石井好子だけの歌がここにある。
「暗い日曜日」の歌唱には恐ろしさすら覚えた。
ダミアの歌声で人が死んだという伝説が残っているが、石井のそれでも有り得る。
この絶唱を遺せただけで、アルバムを作った意義が出たように思う。
彼女は最期にDamiaを超えたのだ。

私の不安は杞憂だった。
石井好子は最期まで石井好子で在り続けていた。
偉人に改めて敬服する。

「ダミアからDamiaまで」
(¥3,000・NMD-2295・2008年)
<収録曲>
1. 港町の居酒屋 C'EST DANS UN CABOULOT
2. 云わないけれど IL NE SAIT RIEN ME DIRE
3. 想い出 UN SOUVENIR ...
4. 哀 訴 COMPLAINTE
5. いつの日か UN JOUR, TU VERRAS ...
6. バルバリ・バルバラ BARBARIE, BARBARA
7. 海辺のバラード UMIBE NO BALLADE
8. 夕映えの二人 WAS ICH DIR SAGEN WILL
9. サン・ザムール ~ ガラスの薔薇 SANS AMOUR
10. 暗い日曜日 SOMBRE DIMANCHE
11. 人の気も知らないで TU NE SAIS PAS AIMER
12. 異国の人 L'ETRANGER
13. かもめ LES GOELANDS


※7曲目のみアルバム「暁に」(2000年)からの収録。ほかの収録曲は新録音。
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by hakodate-no-sito | 2012-01-01 18:39 | CD視聴感想 | Comments(6)
Commented by Bruxelles at 2012-01-02 01:05 x
あけましておめでとうございます。
「暗い日曜日」ね、はじめ入ってなかったんですよ。タイトルにダミアがあるのにね。
さっき見たら、前にいくら探しても見つからなかったダミアの「港町の居酒屋」がYou Tubeに入ってました。
http://www.youtube.com/watch?v=A5LUCV92Q0o
ほかに入れたらとおすすめして、石井先生も練習されたのですが時間切れになったのがLe grand frisé
http://www.youtube.com/watch?v=3f6G4qZMa-o
La guinguette à fermé ses volets
http://www.youtube.com/watch?v=On5qXnwYOsI
ずっと以前に今度は「 哀 訴 COMPLAINTE」を歌いますとか
「 サン・ザムール ~ ガラスの薔薇 SANS AMOUR」を歌いますとか連絡いただいた思い出ありますが、この2曲は完全に石井先生の好みでしょうね。「異国の人 L'ETRANGER」もね、私はあまりいい選曲とは思わないです。受けそうにない曲だと思うのです。石井先生は受けるとか、どうのという気は全然ないですね。「受け狙い」が全くない、しかし選曲には自分のポリシーが強くあったのだと思います
Commented by Bruxelles at 2012-01-02 01:10 x
昔Michel Sardou のRien を録音されていて、何故この男性の曲を入れられたのか、未だに謎です。そんなにヒットしたわけでもないし、歌いやすいわけでも、ヒットを狙える曲でもないし、こちらがRienです。
http://www.youtube.com/watch?v=FIFd34Jfdpg
基本的に選曲は素晴らしい方だと思うのですが。ダイナミックな曲がお好きなようです。正面勝負ですね。難しい曲ほど気分が乗るとか、そういうFighting Spiritはおありだったと思います。作家が作品に命を削るように歌手も持ち歌に命を懸けるのでしょう、特に石井先生のように真剣勝負の方は。そういえば、いつか生意気にも「石井先生は素が歌に出ている、演技力が足りない、遊びも少ない」と言ったことがありました。「私の取柄は、何事にも必死のところ」だとおっしゃいました。冬のコンサートの時はうがいマスクは当たり前、人ごみに行かない、なるべく人に近寄らない、などコンディションづくりも完璧に。試合に臨むボクサーに例えていらっしゃいましたが、その通りだったと思います。大阪の人間は必ずどこかに笑いを求めてしまうので、石井先生を困らせてしまいました。
Commented by Bruxelles at 2012-01-02 01:20 x
あるとき老いたジュリエット・グレコのコンサートを見て「必死でなくても、全力でなくても、充分に歌えるコツがわかった」とおっしゃいました。
石井先生はデビュー当時葦原英了氏に「石井さんのようなお嬢様にはシャンソンは無理だ」とか言われたことをずっと気にしていらしたみたいです。何故そういわれたかというと、昔のシャンソンはたいてい、娼婦のうたか、男に虜になる少しイカレタ女の歌が多かったんです。石井先生のようにお父様もおじい様も大臣という御令嬢が、シャンソン歌手になるには、逆に人には言えない苦労があったのだと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。(文字数過多で、何回かに分ける必要ができてしまいました。失礼いたしました)
Commented by hakodate-no-sito at 2012-01-03 23:14
Bruxellesさま
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
「暗い日曜日」、当初予定に無かったというのが信じられないです。
この歌を吹き込むことに躊躇する気持ちが多少あったのでしょうか。
後押しされたBruxellesさまはこのアルバムの隠れた功労者だと思います。「暗い日曜日」があるか無いかではアルバムの印象が変ったのではないでしょうか。
Commented by hakodate-no-sito at 2012-01-03 23:34
「Le grand frisé」「La guinguette à fermé ses volets」も聴いてみたかったです。残念です。
「SANS AMOUR」、ピアノだけじゃなく、もう数年早く伴奏やコーラスをしっかり付けた上で録音して下さっていれば、という思いが胸をよぎりました。
Commented by hakodate-no-sito at 2012-01-03 23:49
それでもやはり85歳であれだけ唄える歌手が何人いる(いた)か、と考えさせられます。衰えがあの程度だったのは、節制の賜物なのですよね。