年齢不詳な若人が唄の話を中心にアレコレと・・・


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異次元への誘い~千昌夫・新沼謙治ジョイント歌謡ショーへ行く

敷地に入ると、そこは異次元だった。
自転車がびっしり並んでいる。
チケット売り場にも、人、人、人。

見事に年配層ばかりだ。
チケット売場に並んでいる人たちは、スーパー等で配られる割引優待券を片手に握りしめている。
考えることはみんな同じらしい。

「残念、もうそこの席は売り切れちゃったんだよね」
「もっと早く来てくれれば、あったんだよ、席。そこンところ間違わないでね」
「○○円なら立ち見だけど、××円なら席、座れるよ。どう?」
くだけた口調で巧みに話を進めていく、ちょっと一般人とはオーラが違う、いかにも興行関係者(会場スタッフ)が声をかける。
××円は○○の2倍の価格だから、みんな立ち見を選ぶ。

どうこうするうちに私の番が来た。
「お兄さん。お兄さん若いんだから席座んないと」
口のうまいオッサンスタッフが話しかけてくる。
「若いので、敬老精神で席を譲って立ちます」
一度、立ち見というものも経験してみたかったのだ。

会場となる市民ホールの中は、60歳以上の高年層で埋め尽くされており熱気が凄い。
立ち見の席は当然一番後ろだ。通路なので、そこそこ換気もされて蒸していない。
通路の真ん中が空いていたので、そこを陣取る。これでステージが正面から見られる。視界は良好だ。
一番後ろの座席には柵がある。
そこに寄りかかり掴まりしながら見れば、ヘタに席に座るより余程楽に見られる。
尾てい骨が少し出っ張っているので、長い時間座っていると痛むのだ。

ショーは二部構成。第一部は地元演歌歌手コーナー。いわゆる前座だ。
素人っぽいオバチャンが開幕のあいさつ。
「××レコード専属、●●●さん『△△△』、どうぞ拍手でお迎え下さい」
MCに促され、見たことも聞いたことも無い演歌歌手が出て来た。

オッサンだ。名前も曲名も記憶出来なかった。
恰好は覚えている。バナナの皮のような色をした、安っぽい上下のスーツ、靴は白。
歌は・・・ハッキリ言って私の方がうまい。
声質も魅力に乏しく、発音も音程も不明瞭になる箇所が見受けられる。
それでも間奏中に花束を持って来る人がいた。たぶん、身内だろう。

その次もやはりオッサン。
山本譲二の「花も嵐も」を唄っている。前の人よりはカラオケ演奏の質も歌も良くなっている。
でも、声量が足らず発音も時折不明瞭になる。
話し方も唄い方もどこか胡散臭さが漂っている。ジゴロっぽい。
カラオケスナックやアマチュアカラオケ教室か何かの人気者なのだろう。オバサン数人が声を掛けたり、花や御祝儀袋を持って、握手をねだる。
演歌の世界は、花束だけではなく御祝儀袋も手渡すものらしい。
そういうのは梅沢富美男や浅香光代のような大衆演劇の世界だけだと思っていたので衝撃だった。
さして魅力の感じない歌がさらに1曲続く。
何の唄だろうと考えていて、歌の途中で何とか思い出す事が出来た。
クールファイブ(前川清)の「女のくやしさ」だった。
「俺の清に謝れ」とジゴロに文句を言いたくなった。そういう出来である。

未知の世界に最初は興味津々だったが、つまらない歌を続けて聞かされて、軽く苦痛を覚え出したところで、女性歌手ふたりが出て来た。

何とかアスカという人と、タカダトモエという人。
唄ったのは「恋のバカンス」、先のオッサンたちとはレベルが変わる。
やっと聴ける歌になった。声質も良い。
ただ、この「恋のバカンス」、かぎりなくこまどり姉妹寄りだった。

何とかアスカは、水森かおりが着るようなブルーのロングドレス。
タカダトモエは、潮をイメージしたような柄の着物。

このあたり、いかにも演歌的な、B級歌謡ショーっぽい。

何とかアスカはタカダトモエの弟子らしい。
タカダトモエはベテランらしく、テンポよく話しながら、笑いを取っていく。
第二部に出演する歌手とも、一度づつ競演させてもらったことがあって楽しみにしていました、というヨイショ的なトークも忘れない。

ある程度話して、タカダトモエは舞台袖へ。お弟子さんひとりで歌い始める。
林あさ美が唄っていた「つんつん津軽」、次いで「最後の雨」。
遠目からなので、年齢確認はし難いが、20代から30代といったところだろう。
東京に出て、歌手を目指した時期もあったが、挫折して帰って来た。でも歌はやめられなかった。
ということを話していた。歌もうまかったし、良い声をしている。
歌の世界で陽の目を見るのは本当に難しい、とつくづく思う。

何とかアスカが程良い余韻を与えステージを終えたところで、タカダトモエふたたび。
御歳の頃は、40代前半から50代ごろのように思った。
父親が民謡歌手で子供の頃から唄っていたというだけあって、こぶしが回る。
島津悦子に二葉百合子成分をやや濃いめに混ぜた感じだ。
そこそこ知られている演歌(失念)に、(望郷じょうんがら」を唄い、第一部を〆る。
歌のエンディングと、幕を下ろすタイミングがズレて、少々間の悪さを感じるラストだった。

ここまで約30分。1時間ぐらい続くのではないかと思っていたので、正直ホッとした。
「準備が整うまで、しばらくお待ちください」というアナウンス。
トイレ休憩も兼ねているのかな、と思ったが10分もしないうちにブザーが鳴り第二部突入。

「大変長らくお待たせて致しました。さぁ・・・もう少々お待ち下さい」
聞き覚えのある、訛ったオッサンの声が聞こえる。会場大ウケ。これは伏線につながる。

幕が開き、舞台袖から登場したのは新沼謙治。歌は「嫁に来ないか」。
残念ながら第二部もカラオケだ。
だが、そんなことはここでは問題にならない。会場のボルテージが恐ろしいまでに上がる。
ケンチャーンと中年女性がめいっぱい作った高い声による掛け声が飛び交う。
一部が65点なら、二部は初っ端から120点ははじき出している。

新沼にも御祝儀袋が飛んだ。間奏のときにスタスタとステージに寄り、袋を置く。
握手はして貰い御満悦で引き上げる。その後のトークで新沼、戸惑いを店ながらしっかり笑いに仕立てた。

歌は惜しみなくヒット曲が投入される。
演歌ヒットチャート上昇中の「雪の宿」そして「津軽恋女」。
「津軽恋女」は、歌がやや崩れている感じを受ける。調子が悪かったのだろうか。

会場のボルテージはどんどん上がっていく。
「客席へも廻りながら唄いたいと思います」というマッケンジー。
「情け川」「ヘッド・ライト」を引っ提げ、会場を回る。

狂乱状態。
AKB48だのももクロだのジャニーズといった歌手・グループのファンも真っ青である。
くたびれた中高年(50歳代後半から60歳代、70歳代)のオバサマ、オッサンが恐ろしい勢いで群がる。
わざわざ席を抜け出し、だいぶ離れている場所にいるマッケンジーのもとまで駆け寄る人たちが続出している。
女性だけではなく男性もそう。何がそこまで掻き立てるのだ。
・・・そういえば「スター誕生」出身のれっきとしたアイドルだった。
まだアイドルとして健在なのだ。

ニーヌ・マッケンジー、スルーせずに律儀に応対していく。スタッフが交通整理をしているのだが全然おっつかない。マッケンジーもそのエネルギーに圧倒されている。
握手をしながら唄うということが得意じゃないらしい。
歌に入り込みたいときでも、お構いなしに求められる握手の洪水。
私の見ている場所に近づいたときの新沼は少々くたびれた顔をしていた。

客席を回っている間に、舞台には椅子とギターがセットされた。
嵐の握手攻めを何とか終えて、ステージに戻る新沼。
「これで、落ち着いた雰囲気になりました」と、トボけ口調で笑いをとる。

ぼつぼつと亡くなった奥さんの話。
2011年は、妻の母、妻、祖母、と身内を続けて三人も無くしたらしい。
湿っぽさはなく、サラリとしているのは立派だ。
阿久悠の新沼評「爽やかに哀しい男」が頭をよぎる。

年齢の話を絡めながら、ギターの弾き語りで「赤いハンカチ」「愛燦燦」。
。ギターはところどころたどたどしくなるのだが、歌はなかなか聴かせる。

「愛燦燦」に続けて、もう1曲聞き覚えのある歌を弾きはじめる。
♪ひ~と~り~(裏声)
これはキーが高くて唄えないんです、と会場の爆笑を誘う。

僕の歌の先生は、藤山一郎さんのお弟子さんにあたるんです、という話をしながら古賀メロディを2曲。「酒は涙か溜息か」「影を慕いて」。
新沼謙治が五木ひろしのモノマネをやっているようで、これは関心しなかった。

最後に、先週の「NHK歌謡コンサート」でも歌った自作曲「ふるさとは今もかわらず」。
なかなか良い歌だった。でも、カラオケではやはり淋しい。

ここで新沼の出番は終了し、大トリが登場する。岩手は陸前高田が誇る大エンターテイナー・千昌夫。
やはり演奏はカラオケ。ただし、バイオリニストの女性一人が千と共に舞台へ登場、カラオケに合わせて弾いていた。
紅白でも歌った「君がすべてさ」が1曲目、続けて「味噌汁の詩」。
御当地向けの小ネタを挟み、客いじりを行い、バッカバッカ笑いを取っていく。
何よりあのキャラクターの魅力でグイグイ押して来る。
新築祝いで1曲唄ってと頼まれたので「すきま風」を唄って顰蹙を買っただの、吉幾三はお通夜で「幸せなら手を叩こう」を唄って、袋叩きにあっただの、手拍子は揉み手ではなく手を伸ばしてお願い致しますだの、「味噌汁の詩」のラストをマミーと絶叫して〆たり、舌好調。
さすがに不動産・借金ネタは無かったが、ジョーン・シェパードはしっかりネタにしていた。
客席を廻って唄うときも、延々ネタを仕込み、きびきびと握手し、パッと切り上げて行く。手馴れたものである。
さすがに千昌夫では握手の狂乱洪水は発生しなかった。

千の持ち時間30分、絶えず笑いを挟み込み、だれさせない。終演時間を5分オーバーするぐらいに全力投球である。
次第に歌を聴いているのか、漫談を聴いているのか、段々わからなくなる。
千以前のステージの記憶が薄れ、どんどん千昌夫に侵されて行く。

もっとも充実感はたっぷりある。
「北国の春」「望郷酒場」「還暦祝い唄」「いっぽんの松」「星影のワルツ」。
どの曲もヒット曲だったり、そこそこの知名度を持つ歌だったり、ネタにしやすい歌だったりするのだから当然ともいえる。

世界三大ワルツで御馴染の「星影のワルツ」で、ENDかと思いきや、しっかりアンコール。
「『津軽平野』が残っておりました」
とさらに1曲。そしてラストは「夕焼け雲」。

外人との付き合いが長いもんで、ついつい他の人もアチラ風に呼んでしまうというフリで、ニーヌ・マッケンジーが登場。
「夕焼け雲」を軽くハモる。

フィナーレは舞台の幕が下りるものでは無かった。
何と唄いながら、そのままロビーに向かう形だった。
舞台のトークで散々ネタにしていた、手ぬぐいや色紙付きCD販売・握手会をしに直行したのだ。

終演後のロビーの盛り上がりは半端ではない。
「握手はタダです!」というインフォメーションもあり、みんな群がること、この上ない。
あまりの人の多さに気後れして、握手はしてもらうのは遠慮したが、手ぬぐいは買った。
中央に「北国の春」を唄っていた当時の千昌夫の格好がイラストで描かれ、左右に「北国の春」「星影のワルツ」の歌詞が載っている。
綿100%。イラストは、寅さん風でも東京ぼん太風でもあるが、いずれにしても全然似ていない。
ただ、手ぬぐいとしてのモノはしっかりしていて割合良い感じだ。これで500円なら、実用でも話のタネ用でも充分おつりが来る。
芸能人グッズとしては異例の良心さだ。

帰る前に、人の山を覗き込んで、顔を真っ赤に汗をたらしながら、ひとりひとりに握手をしている千の姿は確認した。
あれだけテンションの高いステージを見せて、そのまま握手会へ突入というのは、凄い。
バイタリティたるや、並ではない。
音割れはするし、離し過ぎて音が取れていなかったりするマイクの使い方のヘタさも、魅力に思えて来るから不思議だ。

歌の世界と実業界、伊達に二つの世界で天下を取っていないし、そりゃモテるわなぁ、とやけに納得して帰路に着いた。
チケット売り場には、約3時間後に行われる次の公演の席を入手すべく、やはり割引優待券を握り締めた人の列が出来ている。
来たときのスタッフの話は、本当のことだったらしい。この勢いだと次回公演も満員だろう。

こうして最後まで私は異次元に圧倒されっぱなしだった。
帰るとき、千昌夫や新沼謙治の歌を口ずさんでいたことは言うまでも無い。
演歌パワー、中高年パワー、おそるべし。

(2013年6月5日 函館市民会館大ホール)
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by hakodate-no-sito | 2013-06-07 16:57 | 歌・唄・うた | Comments(6)
Commented at 2013-08-01 08:26 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2013-08-01 09:23 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by hakodate-no-sito at 2013-08-03 21:55
塚田三喜夫さん、お亡くなりになっていたのですね。
まんが水戸黄門の主題歌「ザ・チャンバラ」、未だに耳に残っています。
サウンドインSの件ですが、録画したDVD-Rがいま見当たりません。
発見次第、改めて連絡いたします。
Commented by 皐月 at 2013-08-04 05:20 x
図々しいお願いをして、申し訳ありません。
三喜夫さん、とても残念なことです。もし、出てきましたらご協力ださい。私はじめ、皆さん見たいと思いますので・・・
Commented at 2013-10-11 20:16 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by hakodate-no-sito at 2013-10-26 23:46
秋みなとさま
お読み頂けて嬉しいです、こちらこそ有難うございました。