年齢不詳な若人が唄の話を中心にアレコレと・・・


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最後のカチンコ

久々に、いいもの見たなあ、という気分になりました。

10月14日放送、NHK-BSプレミアム「最後のカチンコ~新藤兼人・乙羽信子~」。
乙羽信子の遺作となった映画「午後の遺言状」の撮影風景を中心に描いたドキュメンタリー・ドラマ。

当日の昼すぎに、番組の宣伝映像をたまたま見かけて、これは期待していいのではないか、と思い出し、見終わったときにはしばし放心状態。

再現ドラマ、ということもあるのでしょうが、新藤兼人役の加藤武、乙羽信子役の大谷直子、この二人が恐ろしいぐらいまでにハマっている。

ビジュアル面も似せ過ぎと言いたくなるぐらい、一挙手一投足まで本人たちを感じさせます。
特に加藤武は、写真だけ、音声を消したら、本人かと見間違う人が続出するのではないかというぐらいに。

私がこのドラマを見ようと思ったのは、新藤・乙羽夫妻に関心があることは勿論なのですが、ご贔屓様がお出になっていると知ったから。
ご贔屓様の名前は水谷八重子、二代目。

水谷八重子が杉村春子の役を演じる。
杉村春子、日本女優史上五指には余裕で入る、永遠の大女優。女優の中の女優。先生付けで紹介せねばならぬ御方。大女優という名称がふさわしい人。

水谷八重子は、良重時代とは違って、今では押しも押されぬ大女優の位置にある方。
でも、依然として大女優であることを拒絶している人。

今年の夏ごろ、でしたか、舞台「華岡青洲の妻」の宣伝でテレビ出演していたのですが、そのときのイデタチがパンク。
着物。赤髪。腕に大ぶりなデジタル時計。
"新派の大女優"という古色蒼然とした既成概念を、敢然と拒絶してのける。
こういうところが「良重チャン」たる所以であって、私が大好きなところ。
あ、舞台では勿論、赤い髪して出ているわけではありません。

そんな彼女が、「大女優」で、私の先生と尊敬している杉村春子を演じるとあっては、八重子ファンとしては楽しみで仕方ない。

彼女も良かった。
憑依したかのような加藤武、大谷直子両名に比べると、演技の質が違う。
水谷八重子なんです、でも杉村春子なんです。
そして、物語が進み、映画のラストシーンである海岸でのひとコマ。
台詞ありません、動きだけ。
・・・完全に、あの映画のときの杉村春子でした。背中で演技していました、何気ない動きひとつひとつが杉村春子でした。

うまいなあ、当たり前のことなのですが、洩らさずにはいられませんでした。
もうひとつ、このドラマを見るときに念頭に入れて見てみようと思っていたことをすっかり忘れていました。

実は、このドラマで杉村春子を演じる予定だったのは、先日亡くなった馬渕晴子だったそうです。
クランクイン数日前に体調を崩し入院して、叶わぬこととなりました。

彼女が演じていたら、どうなったか。
それを考えながら、もう一度、改めてドラマを見返しました。
おそらく、加藤・大谷同様、杉村春子が憑依したかの名演を見せてくれたに相違ありません。

馬渕晴子というと、いつだったか何てことのない題名すら覚えていない安っぽい2時間ドラマに彼女が出ていたのをたまたま見かけ、ひとりドラマで輝きを放っていたことが印象に残っています。
あまり縁が無くて、代表作と呼ばれるようなものを全然見ていないのですが、良い女優だと思っていますし、好きな女優でした。

杉村春子も乙羽信子も、あの新藤兼人すら、いなくなってしまった現実。
さらに馬渕晴子というひとりの素晴らしい女優がいなくなってしまった哀しみ。
今となっては、すべては夢まぼろし。

でも、水谷八重子が素晴らしい女優であることを確認できる、という喜ばしい出来事がありました。
夢まぼろしの人になってしまった人のことを忘ることなく、今いる素晴らしい人にも目を向けていかねばならない。
現在・過去・未来すべて大事にいつくしんでいきたい。

放送から数日経った今、こう思っています。
「最後のカチンコ」、私にとりまして、いろいろ考えさせられる、いい作品でした。
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by hakodate-no-sito | 2012-10-18 17:24 | テレビ | Comments(0)