年齢不詳な若人が唄の話を中心にアレコレと・・・


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水谷良重と紅白の縁

NHK-FMで、「戦後歌謡三昧」という特集放送が行われていた。
普段はラジオを聴くことがあまり無いのだが、戦後の洋楽カバーを取り上げるコーナーに、二代目水谷八重子が出るというので耳を傾けてみることにした。

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残念ながら、こちらが思っていた以上に司会の加賀美幸子と立川志らくが、日本人の洋楽系歌手を知らなかった。作家陣の下調べが不足していたようにも感じた。
それに加えて時間制限もあってか、話があまり弾まず、二代目がチラチラと小ネタを出していながら全然食いつかない。知らないから食いつけないのだ。結局噛み合わせが悪いまま、コーナーが終ってしまった。

何と勿体無い!
洋楽カバー特集ならばもう少し時間を長めに取って、ジャズ・ポピュラーに限らず、シャンソンも取り上げて欲しかった。そうすれば、二代目と親交のあった越路吹雪や石井好子の話も出来て、もう少し盛り上がったろうに・・・ヤレヤレという気分だ。

それでも、水谷八重子というよりも「水谷良重」としての出演だったこと自体はとっても嬉しかった。
いい目の付けどころだったと思う。だからこそ、この結果は悔しかった。

久しぶりに聴く良重さんという呼びかけ。
加賀美アナの声質もあって、実に心地良い。
あと、二代目がトニー谷が唄う「You Belong To Me」のカバーを知っていたというのは意外な収穫だった。
♪しーざまくらで~ねよう~ という一節がポンと出てくるとは思ってもみなかった。
私からすれば「さすが良重ちゃん!」という一コマだった。ここで弾みがつけば良かったのに。
そういえば二人ともビクターでレコード吹き込みをしている。
トニー谷のエピソードもいろいろ知っているのだろうか。

さて、このコーナーのはじまりで、水谷良重が紅白へ初めてソロ出場した際の音源が一部流れていた。
「キサス・キサス・キサス」、若々しい歌声だった。

いま、初めてソロ出場と書いたが、水谷良重が紅白へ初出場したときはトリオでの出演だった。
二代目がラジオ深夜便で語っていたのを聞いたり、いくつかの書籍で読んで知ったのだが、水谷良重と紅白の縁はなかなか面白い。

チラッとこの前、ツイッターでもつぶやいたが、折角なのでまとめてみることにした。

----------------------------------------
1958年、第9回紅白歌合戦でのお話。
この年ダークダックスがロシア民謡を唄い、人気を得ていた。紅白への目玉としてぜひ出演させたいNHKサイド。
だが、それまで紅白出演者は全員ソロでの出演。グループでの出演は前例が無い。
さあ、どうしようと考えた末、公平を期すために団体には団体でという方針が取られることになった。

そこで、白羽の矢が当たったのが七光り三人娘だった。
七光り三人娘は、水谷良重・朝丘雪路・東郷たまみ。
それぞれ初代水谷八重子(+十四代目守田勘彌)・伊東深水・東郷青児の愛娘。

売り出しにあたって、自ら「親の七光りでござい」と名乗るという、揶揄を逆手に取ったユニークなユニットだった。
昭和33年時点では3人で出ることは殆ど無かった。早いうちに、ソロでそれぞれ人気を得て(特に水谷・朝丘)、トリオでいる必要性が無かったからだ。

―久しぶりに3人で顔を合わせて歌わせれば、紅白というお祭り番組の華にもなるだろう。
NHKは早速七光り三人娘に紅白出場を打診したが、朝丘雪路側はNOだった。
朝丘は前57年の第8回紅白で既にソロで出場を果たしていた。
目下売り出し中で人気上がり坂の朝丘にとって、今さらピンから団体に戻るのは、格の点からもマイナスでしか無かった。マネージメントを取っている事務所が猛反対したらしい。
「ソロでの出演したら喜んでお受け致します」と話を蹴った。

他のふたり、水谷良重と東郷たまみはOKを出していた。
「今のような凄い番組ではありませんでしたからね、あの頃の紅白って」とは水谷の談。
重視している人たちもいたが、まだまだ怪物番組と呼ばれるまでには至っていなかったのだ。

―朝丘の代役をどうするか。
NHKは思案の末に、同世代のジャズ歌手で、それなりに知名度があり、なおかつ声質が二人と合う人と、沢たまきを選んだ。
こうして、即席の、水谷良重・東郷たまみ・沢たまきのコーラストリオが結成されることとなった。

この紅白で三人が歌っている音源は残っている。
だが、間奏からの出だしをトチっている人がいたり、あまり良い出来とはいえない。
もっとも、この回の会場となった新宿コマ劇場の音響設備が良くなく、様々な出演歌手が伴奏をうまく聞き取れず、美空ひばりをはじめ歌のトチリが多発してしまったという話があるため、即席ユニットだから失敗したとは安易に言うことは出来ない。

東郷、沢の紅白出場はその年限りに終った。

水谷良重は翌昭和34年の第10回紅白へも「キサス・キサス・キサス」を唄い、2度目の出場を果たした。
この時はソロでの出演なのだが、実際は応援ゲストとして当時の夫でジャズドラマー・白木秀雄がバック演奏に付いていた。コンビ(夫婦)での出場と言えなくもない。
夫婦での紅白出場の初ケースということになる

なお、この第10回紅白へは朝丘雪路も2年ぶりに紅白へ出場し、お得意の「シング・シング・シング」を披露している。その後66年・第17回まで連続出場。71年・第22回で再出場。通算10回、紅白へは出場している。

水谷良重は、その後紅白へは61年・第12回までソロで連続出場を続けた。
二代目水谷八重子襲名の95年・46回に審査員で出演。
紅組出演者では歴代唯一となる、歌手・審査員の双方を経験することになった。

水谷本人は自身の紅白について
「当時は今のような紅白では無かった」
「ヒット曲も無い、たいした歌手じゃない自分が4回も出たなんて・・・」
と、誇りに思うよりも、何とも面映い気分になるそうである。
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by hakodate-no-sito | 2012-04-30 01:45 | つぶやき | Comments(0)