年齢不詳な若人が唄の話を中心にアレコレと・・・


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朝ドラ見聞録(2)「北の家族」と左幸子

「おていちゃん」の次に選んだのは「北の家族」(1973-74年放送)。40年前の作品だ。
10年ほど前、NHKの特別番組で見たダイジェスト映像が記憶の片隅に残っていた。
物哀しい地元函館の冬が画面にくっきりと映し出されていて、一度見たいと思っていた。

地方訛りを創作品に盛り込むのは難しい。
あまりにも忠実だと意味が通じないし、さりとてツボを外したカリチュアライズたっぷりなものだと白ける。「北の家族」はその点うまくバランスを取っていて感心した。特に見事だったのが左幸子。
劇中の、天草四郎という俳優と左のやりとりは、私よりずっと堂に入った函館人の話し方だった。

映画よりも生っぽさが出ていた、かつてのテレビ。おかげで左幸子の名演ぶりは一層伝わって来た。こころ優しく、芯の強い、母親役。そんな役が左幸子に合うのかと見る前は思っていたのだが、とんでもない。役に完全に成りきっている。

仕事に出掛ける夫の準備を手伝い、家の前の軽い坂を登る夫の荷車を後ろから押して手伝う、うしろ姿。
「晩になってから戻ってくるんだよ、いいね」と、夫(下元勉)と激突し、数年ぶりに戻って来る息子(清水章吾)を門前払いをさせまいと出迎えに行った娘(高橋洋子)に電話口で念を押す姿。
やっと戻って来た息子が「ちっとも部屋は変って無いと話しながら窓から港を眺めているとき、「お母さん、あんたが乗って帰ってくる連絡船、この窓からずっと見てたよ」と話すひとこと。

見終える頃、気が付くと私は涙目になっていた。
この「北の家族」、女優左幸子を語る上では欠くことの出来ない作品ではないのだろうか。
勿論、それも楠田芳子の脚本の確かさがあったからこそ、なのだが。

あまり語られないが、この楠田芳子(木下恵介・忠司兄弟の妹)という人もテレビドラマ史において多大な実績を遺した方で、新珠三千代・内藤洋子出演の「氷点」や、池内淳子主演のひまわりシリーズを手掛けている。

また緒形拳の淡々としたナレーションが北の物哀しさ厳しさを表すのにひと役買っていた。
当時の緒形拳というとギラギラした印象が強いだけに、こんな抑えた傍観者的な語りも出来る腕のある人だったかと改めて感服。

主演の高橋洋子(「残酷な天使のテーゼ」の人とは別人)も純朴かつ聡明な感じが出ていて好感を抱いた。

人物・場面設定も、セットもしっかり作っている。
昭和40年代のテレビドラマというと、割と雑なところがある印象を抱いていたのだが、NHKの看板枠のドラマだからということで、きちんと作られていたのだろうか。

たった15分のドラマのはずなのだが密度は濃い。ドラマというよりも「テレビ小説」の要素が強い。
おそらく、今ならば「重すぎる」と片付けられてしまうだろう。おそらく今季放送中のドラマを束にしても、このドラマの密度には及ばない。
こういうドラマが放送され、最高視聴率が約50%だったという昭和40年代の豊かさ、心から羨ましく思う。

ただ、この「北の家族」もまた映像は殆ど残っていないそうだ。
左幸子入魂の演技も殆どが幻になっている。残念でならない。
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by hakodate-no-sito | 2014-04-29 14:00 | テレビ | Comments(0)