年齢不詳な若人が唄の話を中心にアレコレと・・・


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フランク永井をもういちど

LP盤起こしだし、CD-Rだし・・・と敬遠していたMEG-CDを買ってみた。
品物はフランク永井。1985年2月14日、神奈川県民会館で催された30周年記念ライヴを収めた1枚。演奏は猪俣猛とサウンド・リミテッド(+ムジカ・ストリングス)。編曲は宮川泰。

フランク永井のライヴ盤は何枚か持っているのだけど、どれも1級品。
このアルバムはどうかというと、曲間やMCの編集にやや難がある。1985年の段階で、こんな切り方をするとはちょっと驚いた。今ならもっとスムーズにできるのだろうに。

フランク永井の歌声は、低音の魅力が全面に押し出され、他のライヴ盤からは伺えない渋み、哀愁、円熟味を帯びている。

80年代以降のフランクの特色であるジャズ・ポピュラーへの回帰。
このライブ盤でもメドレーを含め7曲が唄われている。
もともと60年代のライブ盤でも、ジャズ・ポピュラーソングは唄われていて、ステージでは欠かせないものだったろうと思うが、このアルバムが1枚ものとはいえキャリアの区切りとなる30周年記念ライヴ盤でありながら、選曲のうちジャズポピュラーが半分近い割合を〆ている。

その一方で、「大阪ぐらし」「こいさんのラブコール」といった大阪ものが1曲も選曲されていない。
唄われたがレコードに収められなかっただけなのだろうか。思い切った試みだと思う。

いずれにしても、フランク永井(側なのかビクター側なのか、その辺は微妙なところだろうが。)が30周年のいま・ここで聴かせたい歌、需要があった歌が、ジャズ・ポピュラーであったことは間違いないだろう。

お馴染の「東京午前三時」や「有楽町で逢いましょう」などの都会派ムード歌謡も、往時よりも低くなった熟成された歌声で奏でられると、ヒット当時にはなかった奥行き、哀愁、渋みが加わる。サウンド・リミテッドの演奏のスタイリッシュさも相まって、新たな曲の輝きを感じる。歌謡曲がポピュラーソングと化しているのだ。大トリで唄われる「あなたのすべてを」は、まさしく絶唱とよぶにふさわしく、涙ぐんでしまった。

昭和60年当時の、フランク永井が音楽シーンにおいてどのような扱いを受けていたのか、当時を生きていない私にはよくわからない。ただ、コンサートで芸術祭賞も受けるほどクオリティの高いステージで知られていて、過去2枚組のライブ盤も複数発表されているのに、30周年という記念のライブ盤でありながら、やや雑な編集で1枚ものに収められてしまっているあたり、微妙な立ち位置を感じる。

だが、このアルバムに限らず歌手生活晩期に遺された作品を聴くかぎり、良質な作品を送り続けていたことは間違いないし、全盛期のようなたっぷりした唄い方は出来なくなっていたものの、キーの調整や歌唱の工夫で別の魅力を生み出せている。歌手としての魅力は決して色褪せていなかった。
あのようなかたちでキャリアにピリウドを打ってしまったことが惜しまれてならない。

フランク永井のキャリアの総括ともいえる、この30周年記念ライブ。
レコードに収められた編集版ではない、完全版の音源はビクターの倉庫に残っていないのだろうか。
今年2015年はフランク永井がビクターからレコードデビューして60年という区切りの年である。
音源復刻が進んで欲しい。そして、その工程で奇蹟的に音源発掘されないものかと願っている。
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by hakodate-no-sito | 2015-03-07 10:51 | CD視聴感想 | Comments(0)