年齢不詳な若人が唄の話を中心にアレコレと・・・


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大正も歴史の彼方へ

先月末に亡くなった歌手の青葉笙子の著書「青葉笙子・歌の回想録 昭和の流れの中に」(95年・柘植書房)を、本棚から引っ張り出して読んでみた。

この本は、青葉本人が5年がかりで自ら綴ったものらしい。
前半は自叙伝。
中盤は樺太旅行の想い出と寄稿した文章の転載。
後半は昭和時代に逝った歌手や作詩・作曲家などとの交遊録・想い出ばなし。
巻末にディスコグラフィーが掲載。
という形式になっている。

文は人なり、という言葉そのもののような1冊。
自叙伝的な前半も、子爵と結婚するため引退し、戦後生活のために自宅を旅館に回想し自ら女将となって奮闘しているエピソードをいくつか綴っているところで切れている。
多忙も手伝って、なかなか書くことができない間に、一番先に読んで欲しかった叔母が亡くなって、書く気を失った模様。
なお、その後の離婚のいきさつはこの本のあちこちの記述から、戦後の歌手復帰については、後半の交遊録・想い出ばなしにチラチラと出てくる。
歌手や作曲家、作詞家、その他、追憶の人たちの話をする合間に、ポロっと自分の話をするという感じである。

久々に読み返して、何と読み難い本であるか実感する。
これでは、抜書きをするなどして、こちらで情報整理しないと、彼女の道程がわかるようでわからない。
興味深い資料ではあるが、普通の本として読むにはちょっとつらい。

それに、もう少し突っ込んで書いて欲しい箇所もいくつかある。
本としてならば、彼女の話を聞き書きしつつ、ある程度突っ込んでいく、インタビュー形式でまとめたほうが、ずっと面白いものが出来ただろうし、話もいっぱい聞き出せたろうと思う。
記憶力抜群で、重機関銃のように半ば一方的に喋る青葉笙子なのだから。

まあ、そう思ったところで、もはやどうしようもない。
今後誰か、彼女についてしっかり書いてくれる人は・・・おそらく出てこないだろう。
調べている人はいない訳ではないだろうけども、それを果たして書いてくれるかどうかは別問題。
私は、データとなる資料が集められるのならば、まとめてみたいし、勝手な推察もしたいが、何が何でもという狂気すれすれまでの愛情は申し訳ないが持ち合わせてはいない。
いわゆるファンやコレクターとは感覚が少々違うし、なかなか難しいだろう。

しかし、青葉笙子を知っている人もどんどん少なくなっていく一方。
どうこう言いつつも、大事な1冊には違いない。

何より、交流があった人たちの想い出ばなし。
殆どがどうということのない話なのだが、そのどうということのない話だからこそ、浮かび上がってくる人間像がある。美化されていない人間が。
この本を買ったときは、今ひとつピンと来なかったが、読み返していると(ああ)という想いになってくる。

ただ、やっぱりこれは、ある程度対象に興味があって、勝手に考えをまとめていくのが好きな人だから湧き上がる感情かもしれない。
ゴシップ記事の扱い方というのは難しい、使い方によって素材を一層引きたてたり、または台無しにする調味料のようなものだから。

それにしても、彼女の話、もっと目一杯聞いてみたかった。
知っているエピソードや本からも、(気持ちの良い、楽しい人だなあ)というのが伝わってくる。

10数年前、テレビのドキュメンタリー番組で、上原敏が戦死したパプアニューギニアの島で、「敏さん聴いてね」と、『流転』をアカペラで歌った姿は目に焼きついてはなれない。
青葉の美声と、南国の景色と・・・何ともいえない心に沁みる光景だった。

私個人の想いだが、彼女の場合、歌もそうだが、その人柄により興味関心が向く。

献歌と洒落て、「鴛鴦道中」なぞを口ずさんでみる。
改めて故人に合掌。
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by hakodate-no-sito | 2012-03-02 23:12 | つぶやき | Comments(0)