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「鈴懸の径 -佐伯孝夫 優しい詩集」

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佐良直美のCDアルバム「鈴懸の径 -佐伯孝夫 優しい詩集」(1972年発売/2008年再販)を聴いている。
数少ない佐良のCD化作品なのに買いそびれ、そのうち入手が難しくなってしまった。去年あたりから、何とかならないかと探して、やっと入手することが出来た。

アルバムの前半(レコードのA面にあたる)は灰田勝彦のヒット作を中心に、後半は名コンビである作曲家吉田正作品が選曲されている。私にとって愛着のある歌ばかりが並んでいる。

佐伯孝夫というのは西條八十門下の作詞家で、戦前から昭和40年代前半まで膨大な数のヒット曲を生み続けた、ビクターの看板とも言える大作詞家だ。

その佐伯の作品集を作るにあたって、歌い手に選ばれたのが佐良直美。
佐伯孝夫直々の指名だという。何と佐伯孝夫、佐良ファンなのだそうだ。
アルバムに寄せられた佐伯の小文を読んで、いささか驚いたがすぐ思い直した。

初代水谷八重子も佐良ファン。
服部良一もそうだったはず。
ディック・ミネは著書で「抱きたい女」のひとりに挙げていた。

ここに佐伯孝夫が加わっても、何の不思議もないではないか。

佐伯孝夫が指名しただけあって、佐良直美は見事に歌い切っている。
彼女の遺した歌の作品史のなかでは、さして重要な作品ではないはずだ。
だが、佐良直美が素晴らしい歌い手である証しは、確かにこのアルバムに詰まっている。

オリジナルの歌い手にとって代わるのではなく、あくまで紹介者して在る。
歌のストーリーテラーとして佐良直美は歌うのだ。
このことによって、まず作品の良さが第一に浮かび上がってくる。

詩情あふれる佐伯孝夫の歌詞が、
吉田正の曲が、
灰田勝彦という歌い手が、

佐良直美の歌声によって昇華され引き立ってゆくのだ。

佐良の持ち味である、歌との距離感(-客観的に歌う-)と独特の清潔感(ユニセックスぶり)が、
懐メロのカバーという企画に対し、良い方向へ作用している。

そして、"音のビクター"ならではの、伴奏のレベルの高さ。
寺岡真三、近藤進の、オリジナルを尊重しながら、さりげなく化粧直しを施した名編曲。
ここに佐良直美の歌声が加わることで、日本のスタンダードナンバー、ポピュラー作品集の趣きが出ることになった。

声高らかに名盤と叫びたくなるような派手な作品では決して無い。
だが、聴けば聴くほど、実はかなりの高品質のアルバムであることがわかってくる。
知る人ぞ知る、隠れた名盤という位置が似合うのではないか。

80年代後半に歌の世界の第一線を引いた佐良直美だが、周囲からの懸命の説得に渋々腰を上げ2010年に「いのちの木陰/銀河の子守唄」そして今年2013年には「お・か・え・り/100万回アゲイン」を発表している。本人は「もう声は出ません。ごまかしがうまいだけ」というが、歌の才は未だ健在である。

シングル盤だけではなく、オリジナル・アルバムや舞台でも、もう一度佐良直美の歌を聴きたい。

私は決して叶わぬ夢ではない、と思っている。
佐良は歌手は「休業」ということばは使えど、「引退」とは口にしていないし、また、そこは否定しているからだ。


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佐良直美「鈴懸の径 -佐伯孝夫 優しい詩集-」
(VICL-63063 ビクター 2008年) (オリジナル:SJX-88 1972年)
01:鈴懸の径(佐伯孝夫-灰田晴彦-近藤進) 
  ※オリジナル歌手:灰田勝彦(昭和17年)
02:峠の我が家(佐伯孝夫-アメリカ民謡-近藤進)
  ※灰田勝彦(昭和15年)
03:森の小径(佐伯孝夫-灰田晴彦-近藤進)
  ※オリジナル歌手:灰田勝彦(昭和15年)
04:新雪(佐伯孝夫-佐々木俊一-寺岡真三)
  ※灰田勝彦(昭和17年)
05:白樺の小径(佐伯孝夫-佐々木俊一-寺岡真三)
  ※淡谷のり子(昭和26年)
06:アルプスの牧場(佐伯孝夫-佐々木俊一-近藤進)
  ※灰田勝彦(昭和26年)
07:有楽町で逢いましょう(佐伯孝夫-吉田正-近藤進)
  ※フランク永井(昭和32年)
08:街灯(佐伯孝夫-吉田正-近藤進)
  ※三浦洸一(昭和33年)
09:再会(佐伯孝夫-吉田正-寺岡真三)
  ※松尾和子(昭和35年)
10:寒い朝(佐伯孝夫-吉田正-寺岡真三)
  ※吉永小百合&和田弘とマヒナスターズ(昭和37年)
11:霧の中の少女(佐伯孝夫-吉田正-寺岡真三)
  ※久保浩(昭和39年)
12:いつでも夢を(佐伯孝夫-吉田正-寺岡真三)
  ※橋幸夫&吉永小百合(昭和37年)
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by hakodate-no-sito | 2013-05-11 15:49 | CD視聴感想 | Comments(4)

ダークダックス「花詩集」

我が家にあるダークダックスのオリジナル・アルバムのひとつに「花詩集」がある。
これも愛着のあるアルバムだ。

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1984年にポリドールレコードから発売されたもので、ダークにとってはこれがポリドール時代実質上最後の作品となった。

題名通り、花にまつわる歌を12曲集めたもので、作品の作詞担当は藤公之介が多い。「絆」以降コンビを組んでいることから、ダークのお気に入りだったのだろうか。放送作家でもあったらしいから、当時ダークのラジオ番組も担当していたのかもしれない。
(ラジオは調べる術がよくわからない。私の課題のひとつだ)

編曲の大半は服部克久が手がけている(作曲家としても1曲作品提供。なお、2曲のみ白石哲也の編曲)。
服部克久はダーク第5のメンバーと紹介されることもあるほど、メンバーとは親しい関係にあり、ダークのソ連公演へも同行したことがあるなど、ダークにとって欠くことの出来ないブレーンのひとりにあたる。

服部アレンジの効果だろうか、全体的に洋画、欧州映画のような雰囲気が全体的に漂っている。このアルバムのダークの歌はリズム感や躍動感の面でやや物足りなさを感じるが、ダークの持ち味であるスマートさと美しいハーモニーは十二分に発揮されている。

「Red Roses for a Blue Lady」や「七つの水仙(Seven Daffodils)」の洋楽、韓国演歌「鳳仙花」、さだまさしの「秋桜」・・・と、センスの良さと時代に応じた革新的な面もしっかり持ち合わせていたことが伺える。韓国演歌もダークが歌うとロシア民謡のような哀感と格調高さがにじみ出てくる。

「Red Roses for a Blue Lady」は、パクさんがリードボーカルを取りつつ、コーラスアレンジの他に、コーラス部分の一部英語詩を自ら追加する活躍を見せている。
アルバムでは他に「七つの水仙」のコーラスアレンジもパクさんが担当。

近年再評価の兆しがある平岡精二作品で、1960年代に書かれた「くちなしの花」も十数年ぶりにリメイク。ダークの歌声と共に、平岡の歌声が聞えてくるようだ。コーラスアレンジ担当でゾウさんがクレジットされている。ゾウさん好みの作品なのだろうか。

「ライラックの丘」は、慶応の後輩でもある小林亜星が提供。3人ダークとなって以降も作品を提供している。
カントリー風の叙情的な良い作品で、この手の曲ならばマンガさんのリードボーカルかと思いきや、パクさんのリード。おかげで美しいメロディが際立つ一方で、大衆性という点でやや弱いように思う。

小粋なワルツ「ポインセチアとロゼ・ワイン」でも、キーからマンガさんの歌声を想定していたら、パクさんがリードボーカルを担当。
ボサノバ風リゾートポップスの「蘭の花の少女」といい、このアルバムで洒落た歌は、パクさんが前面に出ている。このあたりはパクさんの嗜好なのだろうか。

マンガさんは、表題曲の「花詩集」や「七つの水仙」「五月に別れのプラタナス」で(この歌は「花詩集」とともにシングルカットされた)でリードボーカル。
マンガさんの声は、グッと表に出てくる感じがある、売れ線的な歌謡曲がこなせる、掴みのある声。ダークがヒット曲を出せたのはマンガさんの声の魅力も大きいのだろう。
マンガさんが凄いのは、そういうメインの担当ばかりではなく、サブに回ってサポートをするときも光っていて、時にはそれこそ本領ではないかと思うこともある。
「花のメルヘン」、歌い出しでのマンガさんのソロに絡むパクさんのスキャット、サビでパクさんがグッと前に出てのハーモニー。まさにダークの真骨頂のひとつではないだろうか。

シングルカットされた2曲は、春の季節にぴったりな歌。「花詩集」はロマンティズムにあふれ、「五月に別れのプラタナス」は春の終わりのメロウな雰囲気が良く出ている。
シングル盤を持っていることや、「絆」目当てで買ったベスト盤CDにも収録されていたこともあって、この2曲には愛着がある。知られていないのが勿体無い。ダークのオリジナル・シングル曲は、なかなか良い歌がある。
「サンデー・ダークダックス」で若いアーティストとの接触があり、また出演アーティストの持ち歌をカバーするということが、ダークにとって大いにプラスになっていたのだろうと推察している。

「紫陽花の駅」ではゲタさんが、「木瓜のくりごと」ではゾウさんが、それぞれリードボーカル。
ゲタさんは美声だが、多分に一本調子のきらいがある。そのぶっきらぼうさが味でもある。

「木瓜のくりごと」は、服部克久が作曲も担当。
題名通り、木瓜の花の繰り言、愚痴だ。
バラと同じ先祖だが、木瓜は寝ぼけ、ピンボケ、夏ボケ、トボケ、ボケッとするな、ボケナスめ、と使われる。呼ぶならせめて「バラモドキ」と呼んで欲しい、というコミカルな曲で、ゾウさんのキャラクターが発揮されている。一度聴いたら忘れられない曲だ。

ダークダックスが好きな人ぐらいしか、おそらく聴かれることのないアルバムだろうが、なかなか良い歌が詰まっている。
アルバムごとのCD化は望めないだろうが、「蘭の花の少女」ぐらいは、どこかで見出されて欲しい。

本来ダークダックスぐらいの大物ならば、大々的にアルバム復刻大型企画があるのが普通であって欲しいのだが・・・。ダークが何十年に渡ってオリジナル・アルバムの製作に力を入れていたこと自体、あまり知る人がいないのが淋しい。

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ダークダックス「花詩集」(KA-8406 ポリドール 1984年)
A-1:ブルー・レディに紅いバラ(Sid Tepper, 高見沢宏-Roy C. Bennett-服部克久,高見沢宏)
A-2:鳳仙花(金亨俊, 日本詩:藤公之介-洪蘭坡-服部克久)
A-3:秋桜(さだまさし-さだまさし-服部克久)
A-4:くちなしの花(平岡精二-平岡精二-服部克久,コーラスアレンジ:遠山一)
A-5:ポインセチアとロゼ・ワイン(藤公之介-いまなりあきよし-服部克久)
A-6:花詩集(藤公之介-山口順一郎-白石哲也)
B-1:七つの水仙(藤公之介-服部克久,コーラスアレンジ:高見沢宏)
B-2:ライラックの丘(藤公之介-小林亜星-服部克久)
B-3:紫陽花の駅(藤公之介-佐瀬寿一-白石哲也)
B-4:木瓜のくりごと(藤公之介-服部克久-服部克久)
B-5:蘭の花の少女(松代達生-いまなりあきよし-服部克久)
B-6:五月に別れのプラタナス(藤公之介-いまなりあきよし-服部克久)
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by hakodate-no-sito | 2013-05-07 17:23 | 歌・唄・うた | Comments(6)

ダークダックス「父と娘」

デュークエイセスの「にほんのうた」、ついで「コーラスの仲間たち」を聴いたことで、ここのところ三大コーラス漬けになっている。
新たに捜し求めたものに加えて、以前確保したアルバムまで、あれこれと引っ張り出し、聴き直している。
以前は考えもしなかったことが浮かんで来たり、新鮮な気持ちで聴けて、「ああ、やっぱり私はデュークやダーク、ボニーが好きなんだなぁ」と認識を強くしている。

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いま聴いているのは、ダークダックスのアルバム「父と娘」。
1976年発表、ポリドールレコード時代の作品。同年の第9回日本作詩大賞のLP賞を受賞した
シングル盤「二十二歳まで/娘よ」は、本アルバムの先行シングル盤にあたる。

この年は、ダークダックスが結成25周年の節目ということで、「25年×4人で百年祭」と、ひと花打ち上げ、NHK紅白歌合戦(第27回/「二十二歳まで」を歌唱。1971年以来5年ぶりの出場)や日本レコード大賞(第18回/ダークダックスとして特別賞を受賞。「娘よ」を歌唱した)へも顔を出す盛況ぶりだった。

アルバム「父と娘」のテーマは、題名通り父親が娘に寄せる愛情を歌い上げるというもの。
結婚式で歌う、男親の歌を作りたいという三坂洋ディレクターの発想から出来上がったという。

A面B面あわせて10曲。
泣いて、笑って、しみじみして、心弾ませ・・・。どの曲も良曲を揃えている。

かまやつひろしのカバー「幼きものの手をひいて」は、見事にダークダックス色に染まった名唱。

マンガさんが泣かせる、アルバム内の三部作「不安」「娘の告白」「結婚前夜」。
(余談だが、ダークメンバーで初めてお祖父ちゃんになったのはマンガさん。丁度30周年の頃ということもあり、"5世代の「絆」"と、マンガさんの御祖母さま、マンガさんの父君、マンガさん、マンガさんの娘さん、お孫さんという各世代が繋がっていることが新聞記事になっている)

パクさんのソロボーカルが堪能できる「となりの赤ちゃん」は、題名通りとなりの赤ちゃんの様子を唄った作品で、歌謡曲の歌詞として書かれたものではなく、純然たる「詩」として書かれたものへ曲を付けたという印象を受ける。実際はどうなのだろう。
こういうホームソング的な歌も取り上げて唄うのがダークダックスならではで、「NHKみんなのうた」で流れても不思議ではない、味わいがある1曲。

アルバムのラストを飾るのが、泣かせる歌や歌い上げる作品ではなく、初孫出産前後をコミカルに歌った「八時二十分」というのも面白い。前田憲男が(比較的)珍しく作曲も担当。メインパートはゾウさん。

アルバム収録作品全10曲のうち、9曲ぶんは編曲:前田憲男(1曲のみ若草恵)。
作詞は阿久悠、林春生が半分づつ担当(1曲のみ石田柳子)。
作曲は川口真、菅原進、森田公一(他に前田憲男と筒美京平が1曲づつ提供)。
菅原進(ビリー・バンバン)は同じレコード会社つながりというのもあるだろうが、ポリドール時代のダークのシングル・アルバム曲で、その名をよく見かける。ダークお気に入りだったのだろう。
菅原は作曲家として、菅原洋一やペギー葉山の作品も手がけている。

歌詞では、優れた着眼点が光る阿久悠、独白のようにストレートに父親の感情を吐露させる林春生、と対比出来て興味深い。

レコード大賞でも歌われた「娘よ」はメルダック時代も引き続き歌われ、ベスト盤にも収録されてることが多い。
メインパートを担当したゲタさんのお気に入りだったのだろうか。

私は「二十二歳まで」が好みなのだが、その後はダークはあまり歌っていないようだ。
ベスト盤への収録も少なく淋しい・・・と思っていたら、2003年に阿久悠が「あまり売れなかったがなぜか愛しい歌」というウェブ連載で取り上げている。
http://www.aqqq.co.jp/favorite_song/fsc45.html

遠藤周作が気に入って歌いレコードにした、というのは気になるが、本アルバム収録曲「あんな男に惚れちまって」と記憶を混同しているのかもしれない。

遠藤周作は、素人ばかりを集めた劇団「樹座」や、名前は忘れたが音痴による合唱団(今、検索したら「コール・パパス」という名前らしい)を作り活動していた。
その関係で、慶応の後輩であるダーダックス(及びアルバム製作陣)が、先輩に花を持たせ、かつ、話題性も狙ってアルバム参加を願ったのではないだろうか。

国民的コーラスグループのサポートを得て歌う国民的作家の歌声は・・・「御愛嬌」と形容しておこう。

なお、この「あんな男に惚れちまって」(阿久悠の歌詞が光る)は、娘の結婚を申し込みに来られた父親の僻み・焼餅・因縁・ボヤキを唄ったものなので、ぶっきらぼうな「御愛嬌」な歌声は、ミスマッチというのか案外そこそこハマっている。軍歌調だから、戦中派の遠藤には歌いよかったのもあるのだろう。

なお、この歌はダークダックスの競作シングル「青葉城恋唄」のB面で、ダークによってセルフリメイクされているらしい。遠藤周作が歌っているソロ部分をマンガさんが担当しているという。
未CD化なので、いずれシングル盤を入手して聴きたいと思っている。

1975年から10年間続いた、ダークダックスのポリドール所属時代。
ダークダックスの円熟期でもあり、主要な持ち歌の再録音も出来が良い。
この時代の音源をまとめたベスト盤やオリジナルアルバムの復刻がされないかと思っているのだが、今のところ、その動きは見受けられない。ただただ勿体無い。

-------------------------------
ダークダックス「父と娘」(MR-3015) 1976年発表

A-1:幼きものの手をひいて(阿久悠-筒美京平-前田憲男)
A-2:不安(林春生-川口真-前田憲男)
A-3:娘の告白(林春生-菅原進-前田憲男)
A-4:あんな男に惚れちまって(阿久悠-森田公一-前田憲男)
A-5:結婚前夜(林春生-菅原進-若草恵)

B-1:男とは(林春生-川口真-前田憲男)
B-2:二十二歳まで(阿久悠-森田公一-前田憲男)
B-3:娘よ(阿久悠-森田公一-前田憲男)
B-4:となりの赤ちゃん(石田柳子-菅原進-前田憲男
B-5:八時二十分(阿久悠-前田憲男)
-------------------------------

追記)
ネットで、この不遇の名盤について取り上げて下さっている方々が、既にいらしたのでご紹介。
(よく見たら、お二方とも既知の方でした)
http://d.hatena.ne.jp/fourever/20090619
http://ameblo.jp/fourever1974/entry-10432341978.html
http://blogs.dion.ne.jp/midnight/archives/8453341.html
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by hakodate-no-sito | 2013-05-02 02:13 | 歌・唄・うた | Comments(10)