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歌・本・芝居

3月へ札幌へ行った際、紀伊国屋書店へ立ち寄りました。
もう一歩踏み入れた瞬間、気力が、心が満たされていくのを感じました。
猛烈な勢いで、全身に回って行くエネルギー。
鏡は見ておりませんが、さぞ、ご機嫌な、情熱的な顔だったでしょうね。

「おおッ」「ああッ」「ムフフッ」
琴線に触れる本が、Amazon氏に御頼みするには弱いが気になっている本が、函館の本屋には置いてくれない本が、あるわ、あるわ、あるわ。
店の雰囲気も上等。
腹が痛くなる空気も、窒息しそうな空気もなし。
店内ではインストアイベントも行われて、何やら綺麗な女性作者さんがトークを繰り広げていました。

ああ、都会。
それでいて東京方面では得ることの出来なかった、地続きの安心感。
なるほど、札幌に行ってしまう人、札幌に戻りたいという人の気持ち、実によくわかりました。
街並なら、景色の良さなら、温泉も食べ物も、函館だって負けません。
しかし、活気が失われ、年寄りとヤンキーな若者しか居らん、半分死んだ街になってしまったことによる、この格差・・・現実がつくづく沁みました。

それはさておき、紀伊国屋です。
あちらこちら棚を見て回るうちに、何となく手に取ってやろうと思った本が1冊。
安いし手許に置いておこうと思った本が1冊、タイミングの悪さで買えなかった本が1冊。
計3冊選び出し、店を後に。
懐が暖かったら、もっと欲しい本もあったのだけど、それはそれ。

その後、ブックオフにも立ち寄り、黒柳徹子「おしゃべり倶楽部」などを調達。
こちらはまあどこでも一緒です、ええ。嗜好にあった本が見つかったので、問題はありませんが。

折角なので、最後に買った本をいくつか紹介いたします。

・水樹奈々「深愛」(幻冬舎文庫)
紅白へも連続出場している声優アーティストの雄(この場合、雌?)。
とびきりうまいという訳ではないし、癖は強いし、他人の歌うたえば全然ダメだし、自作詞はよくわからないし・・・と、ツッコもうと思えばいくらでも突っ込めます。

でも、何か惹きつけるモノは持っているのですよね、この方。
ジャンルのトップにのし上がって、武道館や東京ドーム満員に出来るだけあります。
私は今の音楽への思い入れが極めて薄いので、昭和40年代あたりまでの歌手へのような情熱は傾けていませんが、まぁ普通に好きです。

この本も以前どこかで読んで、まぁまぁ面白かったので、文庫化されたのを機に確保しました。
面白いと言っても、達者な文章とは全然言えないし、妹(グーグル先生によると歌手なんだとか。不仲でオミットされた訳ではない模様)の存在はじめ書かれていないことが結構あるのですが、まぁ水樹奈々という人への興味関心が多少ある身には面白く読めたということで。


・「植木等ショー!クレージーTV大全」(洋泉社)
中身を確認してから押さえたい、そう思っていたのですが見かけず。
そのまま、買いそびれていた1冊。
もっと早く買っておけば良かったですね。
TBSで放送された音楽バラエティ番組「植木等ショー」の紹介を中心に、植木等について様々な関係者が語っています。当事者がメインで語っているのですから、面白くないはずがありません。
「スーダラ伝説」前後の話もたっぷり。頁をめくるのが楽しくて、楽しくて。
TV出演のデータベースについては近年のものも含めて、随分抜けがあるのが気にかかりましたが、税込2,625円なら、まぁ、こんなものでしょう。何も言うことありません。
我が御本尊様、植木等は永遠のスターです。少なくとも私にとっては。改めて認識。
いま調べたら、もうネットでの購入は中古じゃないと難しい模様。
小学校の頃、映画サントラCD「クレージーキャッツトラックス」を買ったときといい、入手し難くなっていた品が、ヒョイとやってくる。縁があるんでしょうかね。幸せです。


・池澤春菜「乙女の読書道」(本の雑誌社)
表紙の写真が凄い、かなり大きめの本棚の前にたたずむ作者。
棚にはびっしりと本が二重に収納。半端じゃないハヤカワ文庫の量。原書も見える。
そして、これが自宅ですというではありませんか。
いわばジャケ買いって奴です。

この方、声優です。
テレビ東京の子供向けアニメの常連だった方です。
じゃあタレント本か、というと、それはちょっと違う。あの本棚ですし、アハハ。
何せ、父が池澤夏樹、祖父が福永武彦、祖母も原條あき子という詩人。
華麗なる血脈のなせる技で、この方も本好き。
人気声優、作家の娘という二つのネームバリューで、書くことをいろいろやっておられるようです。

この本は「本の雑誌」連載の書評に、本がらみの話題で書いたエッセイを添えて、まとめたもの。
取り上げているジャンルはSF。私の嗜好外。
でも、面白いのですよね、これ。

まず、人が何の本を読んでいるのかを知る楽しみ。
圧倒的な読書量のバックボーンと、活字中毒ぶりが滲み出ている文章。
文章はかぎりなく素人のそれですが(・・・本当は、もう少し硬めの文でもイケる人だと思うんですけど)、それで飯を喰っている訳ではないからこその自由さに溢れ、そこが読んでいて気楽に楽しめます。
頭のキレっぷりも、なかなかのもの。
情熱的で、ベトベトしてなく、小気味良いんです。

まっとうな本というより、バシッと書かれたブログの延長戦という感じがします。
でも、文筆で生計を立てている人の本で、この本よりつまらない本って、ごまんとあるのですよね。そこが文の面白さですね。文は人なり。
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# by hakodate-no-sito | 2014-07-07 09:40 | 読書感想 | Comments(0)

花の素顔

読みたい本が立て続けに手に入りました。
手に入らないときは全然なので、やはり流れというものは、あるのでしょうね。
川口松太郎の「役者 ー 小説花柳章太郎」、獅子文六の「箱根山」も読み終えたので、次は舟橋聖一の「花の素顔」に行きます。

「花の素顔」というと、近年メディアに再び顔を出し、歌声を披露している安藤まり子に故・藤山一郎が唄った、美しい服部メロディーを思い出します。
こちらは舟橋の小説が映画化された際の主題歌にあたります。
作詩西條八十 作曲服部良一。
安藤まり子のおかげで再び耳にする機会が増え、本当に嬉しいです。

そのB面で同じく映画主題歌だった「能里子の唄」。
こちらも西條-服部が手掛けた、オーソドックスな流行歌の名作。全盛期の二葉あき子による歌唱です。

舟橋聖一の「白い魔魚」という、こちらも発表された昭和30年代当時大人気を博し、有馬稲子主演で映画化された作品があるのですが、チラリとその頃の流行歌、劇場公演についての描写があります。大メジャーどころではなく、テイチクで吹き込みをしていた頃の楠トシエの歌だったところをみると結構流行歌もお好みではなかったのかと想像しています。

一言居士で、独特の感性を持っていた舟橋聖一。
その舟橋が吹き込みに立ち会い、絶賛したというのが、「能里子の唄」という歌。
舟橋好き、二葉好き、服部好きの私、このエピソードだけでご飯三杯はいけそうです。

と、いろいろと考えを膨らませることはあっても、全然見つけられなかった「花の素顔」の原作本。
先日たまたまAmazonを覗いたらマーケットプレイスに出品されていて、その出品者も長いことお世話になっている古本屋のブックダイバーさんだったという、なんとも不思議な縁で、我が家へ。

こういう縁を感じさせることがままあるから、古本って好きです。
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# by hakodate-no-sito | 2014-06-12 09:35 | つぶやき | Comments(0)

5/10 「デューク・エイセス日本の心を歌う」(BSフジ) 放送

2014年5月10日(土)19:00~20:55
BSフジ 「デューク・エイセス日本の心を歌う」

出演:デューク・エイセス, 安田祥子

http://www.bsfuji.tv/top/pub/dukeaces.html

>今年で結成59年。前人未踏の5000回コンサート。ジャズ、黒人霊歌、ポップス、童謡…。日本の音楽史を彩るコーラスグループの先陣・デュークエイセス。
>60周年記念アルバムもいよいよこの秋発売となり、節目の“還暦”イヤーに向けさらなる歩みを続ける彼らの姿をたっぷりとお届けします。
>さらに、童謡・唱歌などを通じ、日本語の美しさや日本人の心を広く伝える活動が評価され文部科学大臣表彰を受賞、妹・由紀さおりとの童謡コンサートでも人気を博している安田祥子(やすださちこ)をゲストに迎え、夢の共演が実現!
>「ふるさと」「春よこい」「雪の降る町を」「青い山脈」「上を向いて歩こう」・・・心安らぐ童謡・唱歌、懐かしのメロディーなど「日本の心」にどっぷりと浸ることのできる1時間30分をお見逃しなく!!



テレビで、これだけ大きい番組で、デュークエイセスをたっぷり、というのは久しぶりですね。
最近、BSデジタル局で、ベテランの歌い手のコンサートや、歌謡曲を取り上げた歌番組が放送されています。NHKが最近そういうことをやらなくなってきている分、民放に流れているのでしょうか。
BSデジタルのプログラムは、2時間ドラマや韓国ドラマの再放送や通販番組の印象が強いのですが、なかなか良い番組も作っているので見逃せません。
勿論、この番組も要チェックです。録画予約も済ませました。

それにしても、まだまだ先だと思っていたデュークエイセスの60周年。いよいよ来年なんですね。
秋口の記念アルバム発売という情報も見逃せません。
ダークダックスは60周年目前で、パクさんが病に倒れ亡くなる悲報によって活動ひと区切りと相成りましたが、どうかデュークエイセスは4人元気で、華やかな節目を迎えて欲しいです。


<歌唱楽曲>
「ふるさと」/デュークエイセス
「浜辺の歌」/デュークエイセス
「早春賦」/安田祥子・デュークエイセス
「春の小川」/デュークエイセス
「春よ来い」/デュークエイセス
「みかんの花咲く丘」/安田祥子・デュークエイセス
「ぞうさん」/安田祥子
「夏の思い出」/デュークエイセス
「椰子の実」/デュークエイセス
「蘇州夜曲」/安田祥子
「青い山脈」/デュークエイセス
「上を向いて歩こう」/デュークエイセス
「明日があるさ」/デュークエイセス
「見上げてごらん夜の星を」/デュークエイセス
「夜明けのうた」/デュークエイセス
「ちいさい秋みつけた」/デュークエイセス
「里の秋」/安田祥子・デュークエイセス
「コマソンメドレー」/デュークエイセス
「雪の降る町を」/デュークエイセス
「ペチカ」/安田祥子・デュークエイセス
「デュークオリジナルメドレー」/デュークエイセス
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# by hakodate-no-sito | 2014-05-06 14:20 | テレビ | Comments(9)

宝塚卒業生 伝説の歌声・魅惑の歌声 深緑夏代

こちらで記しました「宝塚卒業生 伝説の歌声」 、「宝塚卒業生 魅惑の歌声」 に収められた素晴らしいテイクの数々。
いろいろ聴いて頂きたい歌い手がおりますが、今回はその中から深緑夏代について話してみたいと思います。宝塚出身の歌手といえば、何といっても越路吹雪ですし、世間でもそう言われますが、実は深緑夏代の存在なくしてはその越路も有り得なかったのです。

宝塚時代、後輩の越路と組み、深緑は名コンビとして名を馳せました。岩谷時子も交え、公私ともに親しく行動を共にしていたようで、越路をシャンソン歌手の道へと進ませた理由のひとつには、先にシャンソンを歌いだした深緑の存在も小さくないと私は見ています。
この二人、宝塚の舞台のかたわら、生活に武者修行も兼ねて米軍キャンプで唄うということもあったとか。その時代に越路がレパートリーに入れていたのが、「魅惑の歌声」にも収められている「国境の南」であり「ビギン・ザ・ビギン」だったそうです。

さて、深緑夏代の宝塚入団の理由は、声楽を習いたかったから。当初から歌い手として大成したいという想いを抱いていました。奇異に取られる向きもあるかもしれませんが、当時の宝塚の講師陣はそれだけの面々が揃っていたということでもあります。その実力は、当時声楽の世界では権威があった日本音楽コンクールに出場し、トップを取ってしまうほどでした。音楽学校出身じゃないということで優勝ではなく、優勝該当者なしの2位ということになってしまいましたが・・・。次の年も出てトップの成績ならば1位にすると関係社に言われたそうですが、「もういいや」と参加することはありませんでした。

このときのコンクール会場で、一観客として深緑の歌声を聴いていたのが、高英男。
後年、二人がシャンソン歌手となり、度々顔合わせするときになって、「僕、そのステージ見てたんだよ」と思い出話で盛り上がったこともあったそうです。
両者、晩年は競演が減ったものの、二人の間には盟友意識が最期まであったようで、2007年10月12日、ヤクルトホールで行われた「るたんフェスティバル」では、幕が下りた後、深緑が高に抱きつくように近づき「本当に久しぶり。懐かしいわね。あの頃、本当に随分競演ものね」と満面の笑顔で話しかけていた姿が、今でもありありと浮かんできます。
思えば、高英男も深緑夏代も、没年は同じ2009年。縁を感じます。

さて、越路との関係については、二人の退団前後でいろいろあったらしいのです。

深緑が宝塚を辞めて本格的に歌手に、シャンソンの道を歩みたいと越路に相談したところ反対され、辞めるのを先に延ばしていたら越路が先に辞めてしまった。越路は女優、ミュージカル畑へ進んで行く旨を口にしていたのに、いざ蓋を開けたらシャンソンへの指向も強め、強力なライバルとなっていったことも深緑にとって複雑な想いを抱かせたともいいます。
それ以降、二人が顔を合わせることは無かったと言われています。

ただ、深緑と岩谷時子との関係は終生続き、食事を共にしたり、岩谷の詩でシャンソンを歌うなどしています。深緑も、岩谷を通じて越路の話も聞いていたのではないかと思われます。

本当に僅かなことしか越路について話していない深緑ですが、晩年「コーちゃんに歌を教えたこともあるのよ」と、本当に大きな秘密を打ち明けるように話したことがありました。
岩谷時子も「コーちゃんに出来なくて、あなたに出来ることのひとつが、他人に教えるってことね」と話していたとか。
優れた歌い手が、他人に教えることができるかというと、これはなかなか両立しません。両立できた数少ないひとりが深緑夏代でした。
シャンソンの先生として多くの教え子や弟子を持ち、宝塚の後輩からカルチャースクールに通う素人さんまで、万単位の人を教えたといいます。
教える才が唄うことより上回っていた訳では勿論ありません。
歌い手としても大きい、大きい人で、シャンソンのコンサートで芸術祭賞を受賞したこともあります。140cmちょっとの小柄な人でしたが、ステージ上の姿はそんなことは全然感じさせないオーラがあり、魅せ方を心得た人でした。

そんな深緑夏代ですが、CDやレコードが発売されることは半世紀を優に超える歌手生活において、数えることが出来る程度しかありませんでした。

「私はステージ歌手。レコード歌手にはなりたくないの。お願い、名誉を頂戴」と、レコード吹き込みを拒み、生前ソフト化され世に出た音源も、ライブ録音が中心でした。

「宝塚卒業生 魅惑の歌声」に収められている深緑の音源は、1991年になかにし礼が音頭を取って行われた「さらば銀巴里コンサート」の実況録音から5曲、そして1958年のスタジオ録音2曲。計7曲収められています。
前者の音源は、これまでもいくつかのCDに収められていたものですが、後者の音源は初復刻。
この「悲しみよこんにちは」「パリの夜」は、日本グラモフォン(現在のユニバーサルミュージックジャパン)において、初となるレコードの吹き込みであったとされます。

深緑本人は、日本シャンソン館で若い頃の歌声を聴いた際、何とヘタな歌だろうと顔をしかめ、途中で視聴をやめてしまったいう話があるほど、自身の録音には厳しい見方をしていたようですが、情熱と艶のある歌声は60余年の時を越えてもなお魅力的に迫ってくるものがあります。

合せて、翌92年には自身のリサイタルで芸術祭賞を受賞されるなど歌い手として円熟の境地にあった1991年の深緑夏代の歌声も共に聴けるというのも嬉しい限り。
岩谷時子の訳詩で唄っていた「愛の讃歌」を珍しいなかにし礼の訳詩で披露したり、魅せて聴かせる宝塚出身の深緑にはピッタリだった十八番「ジプシーの恋唄」も収められています。
「ジプシーの恋唄」は、現在コロムビアから発売されている深緑のアルバムには未収録です。

宝塚が生んだ、日本最高峰のシャンソン歌手・深緑夏代の歌声、ぜひ触れてみて下さい。
その恰好良さは時空を超え、魅力を放ち続けています。

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# by hakodate-no-sito | 2014-05-06 14:00 | 歌・唄・うた | Comments(0)

宝塚百年

今年2014年は、宝塚歌劇団が初公演を行ってから百年という節目。
先日も本拠地宝塚で記念式典で行われ、多数のOGが顔を見せ華やかなステージになったというニュースを目にしました。

この宝塚百年に関連して、2種類のCDが発売されました。
2種類、ともに2枚組です。

宝塚卒業生<伝説の歌声>」(VICL-64148~9)


宝塚卒業生<魅惑の歌声>」(TYCN-60071~2)

「伝説~」は葦原邦子から小夜福子、月丘夢路に乙羽信子、久慈あさみ、轟夕起子といった、後年女優として名を馳せた面々の貴重な歌声。
今では聴くことが難しくなっているポピュラー・ポップスの優れた歌い手の名唱。
さらに、タカラジェンヌとして吹き込んだ全盛期のパフォーマンスも収録。

バイヨンの女王・生田恵子の「東京ティティナ」。
スウィングの女王・池真理子、幻のデビュー曲「君と別れて」。
ラテンの女王・宝とも子。
日本のポップス界の王族・服部ファミリーの歌姫・服部富子。
戦災で亡くなった幻のタカラジェンヌ・糸井しだれ。
昭和14年小夜福子を団長に、日本の文化使節として派遣され行われたアメリカ公演と同内容で吹き込まれたスタジオ録音6テイク。

・・・など、サウンドとしての楽しみも資料的側面も満載に仕上がっています。
まさにタイトル通り「伝説の歌声」が満載です。

唄っている面々を見て行くと「この人も宝塚だったのか」という発見も、ひとによってはあるかもしれませんね。

一方、「魅惑~」は宝塚出身の歌手・女優では最高峰に位置する越路吹雪に、半世紀以上に渡り日本シャンソン界を牽引し続けた第一人者である深緑夏代の歌声に、昭和40年に行われたパリ公演の実況録音音源・・・と貴重なアーカイブから、亡き巨星から今も現役で活躍を続けるOGの歌声も多く収められています。
越路、深緑に上月晃、大浦みづき、寿美花代、朝丘雪路、真帆志ぶき、那智わたる、一路真輝、麻実れい・・・と、こちらは宝塚OGとしてよく知られる面々が並んでいます。

宝塚を敬遠される方にも、宝塚に興味のある方にも、日本のポピュラー・ポップス史に興味のある方にも。
様々な角度から、色々と楽しめる内容になっていると思います。
アルバム制作、少々お手伝いしたのですが、今更ながら私の好きな女優や歌手で、宝塚OGの多さを再認識、底しれぬ宝塚のエネルギーを感じました。

よろしかったら、お手にとって、ご一聴くださいませ。
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# by hakodate-no-sito | 2014-05-06 13:22 | CD視聴感想 | Comments(0)