年齢不詳な若人が唄の話を中心にアレコレと・・・


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宝塚卒業生 伝説の歌声・魅惑の歌声 深緑夏代

こちらで記しました「宝塚卒業生 伝説の歌声」 、「宝塚卒業生 魅惑の歌声」 に収められた素晴らしいテイクの数々。
いろいろ聴いて頂きたい歌い手がおりますが、今回はその中から深緑夏代について話してみたいと思います。宝塚出身の歌手といえば、何といっても越路吹雪ですし、世間でもそう言われますが、実は深緑夏代の存在なくしてはその越路も有り得なかったのです。

宝塚時代、後輩の越路と組み、深緑は名コンビとして名を馳せました。岩谷時子も交え、公私ともに親しく行動を共にしていたようで、越路をシャンソン歌手の道へと進ませた理由のひとつには、先にシャンソンを歌いだした深緑の存在も小さくないと私は見ています。
この二人、宝塚の舞台のかたわら、生活に武者修行も兼ねて米軍キャンプで唄うということもあったとか。その時代に越路がレパートリーに入れていたのが、「魅惑の歌声」にも収められている「国境の南」であり「ビギン・ザ・ビギン」だったそうです。

さて、深緑夏代の宝塚入団の理由は、声楽を習いたかったから。当初から歌い手として大成したいという想いを抱いていました。奇異に取られる向きもあるかもしれませんが、当時の宝塚の講師陣はそれだけの面々が揃っていたということでもあります。その実力は、当時声楽の世界では権威があった日本音楽コンクールに出場し、トップを取ってしまうほどでした。音楽学校出身じゃないということで優勝ではなく、優勝該当者なしの2位ということになってしまいましたが・・・。次の年も出てトップの成績ならば1位にすると関係社に言われたそうですが、「もういいや」と参加することはありませんでした。

このときのコンクール会場で、一観客として深緑の歌声を聴いていたのが、高英男。
後年、二人がシャンソン歌手となり、度々顔合わせするときになって、「僕、そのステージ見てたんだよ」と思い出話で盛り上がったこともあったそうです。
両者、晩年は競演が減ったものの、二人の間には盟友意識が最期まであったようで、2007年10月12日、ヤクルトホールで行われた「るたんフェスティバル」では、幕が下りた後、深緑が高に抱きつくように近づき「本当に久しぶり。懐かしいわね。あの頃、本当に随分競演ものね」と満面の笑顔で話しかけていた姿が、今でもありありと浮かんできます。
思えば、高英男も深緑夏代も、没年は同じ2009年。縁を感じます。

さて、越路との関係については、二人の退団前後でいろいろあったらしいのです。

深緑が宝塚を辞めて本格的に歌手に、シャンソンの道を歩みたいと越路に相談したところ反対され、辞めるのを先に延ばしていたら越路が先に辞めてしまった。越路は女優、ミュージカル畑へ進んで行く旨を口にしていたのに、いざ蓋を開けたらシャンソンへの指向も強め、強力なライバルとなっていったことも深緑にとって複雑な想いを抱かせたともいいます。
それ以降、二人が顔を合わせることは無かったと言われています。

ただ、深緑と岩谷時子との関係は終生続き、食事を共にしたり、岩谷の詩でシャンソンを歌うなどしています。深緑も、岩谷を通じて越路の話も聞いていたのではないかと思われます。

本当に僅かなことしか越路について話していない深緑ですが、晩年「コーちゃんに歌を教えたこともあるのよ」と、本当に大きな秘密を打ち明けるように話したことがありました。
岩谷時子も「コーちゃんに出来なくて、あなたに出来ることのひとつが、他人に教えるってことね」と話していたとか。
優れた歌い手が、他人に教えることができるかというと、これはなかなか両立しません。両立できた数少ないひとりが深緑夏代でした。
シャンソンの先生として多くの教え子や弟子を持ち、宝塚の後輩からカルチャースクールに通う素人さんまで、万単位の人を教えたといいます。
教える才が唄うことより上回っていた訳では勿論ありません。
歌い手としても大きい、大きい人で、シャンソンのコンサートで芸術祭賞を受賞したこともあります。140cmちょっとの小柄な人でしたが、ステージ上の姿はそんなことは全然感じさせないオーラがあり、魅せ方を心得た人でした。

そんな深緑夏代ですが、CDやレコードが発売されることは半世紀を優に超える歌手生活において、数えることが出来る程度しかありませんでした。

「私はステージ歌手。レコード歌手にはなりたくないの。お願い、名誉を頂戴」と、レコード吹き込みを拒み、生前ソフト化され世に出た音源も、ライブ録音が中心でした。

「宝塚卒業生 魅惑の歌声」に収められている深緑の音源は、1991年になかにし礼が音頭を取って行われた「さらば銀巴里コンサート」の実況録音から5曲、そして1958年のスタジオ録音2曲。計7曲収められています。
前者の音源は、これまでもいくつかのCDに収められていたものですが、後者の音源は初復刻。
この「悲しみよこんにちは」「パリの夜」は、日本グラモフォン(現在のユニバーサルミュージックジャパン)において、初となるレコードの吹き込みであったとされます。

深緑本人は、日本シャンソン館で若い頃の歌声を聴いた際、何とヘタな歌だろうと顔をしかめ、途中で視聴をやめてしまったいう話があるほど、自身の録音には厳しい見方をしていたようですが、情熱と艶のある歌声は60余年の時を越えてもなお魅力的に迫ってくるものがあります。

合せて、翌92年には自身のリサイタルで芸術祭賞を受賞されるなど歌い手として円熟の境地にあった1991年の深緑夏代の歌声も共に聴けるというのも嬉しい限り。
岩谷時子の訳詩で唄っていた「愛の讃歌」を珍しいなかにし礼の訳詩で披露したり、魅せて聴かせる宝塚出身の深緑にはピッタリだった十八番「ジプシーの恋唄」も収められています。
「ジプシーの恋唄」は、現在コロムビアから発売されている深緑のアルバムには未収録です。

宝塚が生んだ、日本最高峰のシャンソン歌手・深緑夏代の歌声、ぜひ触れてみて下さい。
その恰好良さは時空を超え、魅力を放ち続けています。

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by hakodate-no-sito | 2014-05-06 14:00 | 歌・唄・うた | Comments(0)